春に庭の手入れに伺うお客様のお宅の近くに、
わたしが秘かに「桃源郷」と名付けている丘陵があります。
まだ冬枯れの草木に、梅の紅や白がすっと差している様子に、
なんともいえない春の兆しを感じます。
桜が咲き乱れる時期よりも、春を待つ時間にしみじみと風情があるように思います。
写真の小さな魚は、横浜にある公園の池で釣ったタナゴです。
タナゴは淡水の二枚貝に卵を産むため、泥底の池がなくなり、数が減っています。
この池では放流をして、昔ながらのタナゴ釣りが楽しめるのです。
あたたかな陽射しにまだ冷たい風を頬に受けながら、
日本酒やビールを片手に釣り糸を垂れるというのもなかなか風流。
純金の釣竿を用いたという昔の大名の遊び、タナゴ釣りを現代風自分流で楽しみました。
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