[17日 ロイター] - ロシア前大統領のメドベージェフ安全保障会議副議長は、ウクライナの北大西洋条約機構(NATO)加盟はロシアに対する宣戦布告で、地球が微塵に砕けるのを防げるのはNATO側の「分別」だけと述べた。

 

NATOは先週の首脳会議で、ウクライナが「NATO加盟を含む欧州大西洋諸国への完全な統合に向けた不可逆的な道を歩む」よう支援するとの声明を発表したが、加盟時期については明言を避けた。

 

メドベージェフ氏はメディアの取材に対し、ウクライナの加盟はロシアの安全保障に対する直接的な脅威という一線を超えると言明。「これは本質的に宣戦布告となるだろう」と述べた。

 

また、ウクライナ侵攻以来のロシア大統領府(クレムリン)の基本方針として、ロシアはNATOを脅迫してはいないが、NATOによる利益追及の試みには対抗すると説明。「全地球が微塵に砕ける事態につながるかどうかはひとえにNATOの分別にかかっている」と述べた。

 

このほか、次期NATO事務総長にオランダのルッテ首相が選出されたことについて、「重要な決定は加盟国ではなく米国が下すので、ロシアにとっては何も変わらない」と述べた。

 

大好調の意見

 メドベージェフ安全保障会議副議長の声明は、彼が詐欺師であり、ペテン師であり、脅迫者であり、全く信用できる相手ではないことが明白である。これはひとえにNATO指導者がビビりであるからこんな態度を示すのである。

 

次期NATO事務総長にオランダのルッテ首相がどのような人物か知らないが、前任者とは違うことを願いたい。