海上自衛隊の接待疑惑、川重がビール券やニンテンドースイッチなど提供…隊員側が要望リスト

読売新聞 によるストーリー

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2024.7.11

 

海上自衛隊の潜水艦の修理業務に絡み、川崎重工業(本社・神戸市)の社員が海自隊員に金品や飲食代などを提供していた疑惑で、隊員側が要望する金品のリストを作成し、川重側が応じていた疑いがあることが関係者への取材でわかった。金品にはビール券も含まれ、両者の懇親会で使われていたほか、ゲーム機や家電製品も提供されていたとみられる。

 

 川重によると、同社は2023年11月から大阪国税局の税務調査を受け、同年3月期までの6年間で十数億円の架空取引があったとの指摘を受けた。重加算税を含む追徴税額は約6億円に上るとみられる。裏金は年間1億数千万円で、同国税局から指摘を受けた期間より以前からあったという。

 

 潜水艦の修理業務は川重の神戸工場(同市)で行われ、同社の「修繕部」が担う。数か月の修理期間中は、潜水艦の乗組員が工場に隣接する同社の宿泊施設「海友館」に滞在し、従業員と一緒に作業をする。

 川重は、架空取引で作った裏金がプールされ、商品券や生活用品、修繕用工具などの購入に充てられていたことを認めた上で、これらが隊員に提供されていた疑いがあるとしている。

 

 関係者によると、隊員側が潜水艦ごとに要望を取りまとめてリストを作成し、川重側に伝えていたという。

 飲食接待については、隊員と従業員の間で意思疎通を円滑にするための懇親会が度々行われており、費用は川重側が裏金を使って負担していた疑いがある。

 

 金品の中にはビール券が含まれ、懇親会時に提供されるビールなどの購入に使われたという。物品にはテレビや冷蔵庫、電子レンジ、ゲーム機「ニンテンドースイッチ」などもあり、海友館や潜水艦内で隊員らによって使われていた疑いがある。

 年間1億数千万円に上る裏金の使途については、隊員への接待のほか、下請け企業にも架空取引の「手数料」として一部が渡っていたという。

 

 川重は裏金作りについて、修繕部の課長級までの関与はわかった一方、役員クラスは関わっていなかったとしている。

 防衛省は元検察官らが調査する特別防衛監察の実施を決めた。川重は外部の法律事務所に委託した特別調査委員会で調べている。

 

大好調の意見

「川重は裏金作りについて、修繕部の課長級までの関与はわかった一方、役員クラスは関わっていなかったとしている。」とのことであるが、おかしいではないか。査察を受けた6年間より以前からやっていたと思われるが、仮の6年間しか行っていなかったとしてその間の課長の中には役員に昇進した人物も皆無ではなかろう。

 

そして、潜水艦関係ばかりではなくて、他の部門でも行われていたのではなかろうか。尚,今は検察官をやめた人物であっても信じきれないのが悲しい日本の現実か.

災害時には頑張って救援活動をしてくれる自衛隊だから、あまり悪く言いたくないが、こんなことを繰り返していたら、色々と事故も起こしやすくなるのではなかろうか。