「新たなチャレンジ」失敗…有働由美子の音楽番組「盛り上がりナシ」でこの先どうする!?

アサ芸プラス によるストーリー

 • 23 時間 

2024.6.16

 

元NHKアナウンサー・有働由美子が日本テレビの「夜の顔」から撤退して約2カ月が経つ。5年半にわたりメインキャスターを担った「news zero」を卒業したのが3月末。ところが新たに挑戦している番組の視聴率が振るわないのだ。

 

現在、有働が手掛けているのは、松下洸平とともに出演する「with MUSIC」(日本テレビ系)。19年半も続いた「世界一受けたい授業」に代わり、土曜の夜8時に新設された音楽番組だ。5月25日の放送回を例にとれば、個人視聴率は3.6%(ビデオリサーチ調べ、関東。以下同)、世帯視聴率が5.6%と低空飛行。裏番組の「池上彰のニュースそうだったのか!!」(テレビ朝日系)は個人5.5%、世帯 10.0%と、好調なのである。

 

いやいや、「with MUSIC」はスタート当初からキャスティングに力を入れていたはずだ。宇多田ヒカルと椎名林檎をテレビ初共演させたり、B’z稲葉浩志の7年ぶりの音楽番組出演を実現させたり。話題性としては十分なのだが、いかんせん番組の認知度が低いため、盛り上がらない。これには「世界一受けたい授業」を続けていた方がよかったのでは…という後悔の声が聞こえてくる。放送作家が分析する。

 

「ゲストアーティストとのトークに時間を割いている『with MUSIC』は、インタビュアーとしての有働を際立たせようとしている。とはいえ、『MUSIC FAIR』(フジテレビ系)のような、古き良き王道の音楽番組スタイルをとっている。土曜夜8時の視聴心理としては、じっくり腰を据えて見る番組は、あまり好まれないのでは…」

 

こうなると、なにゆえ有働が音楽番組に挑戦しているのか、という疑問がなかなか解消されない。有働は「news zero」を離れるにあたり、次のように理由を説明していた。

「気付けば現在、54歳。次の新たなことにチャレンジする時は今しかないと考え、1年半前から相談させていただいていました。わたくしのわがままを聞いてくださり、このたび『news zero』が快く送り出してくれることになりました」

 

彼女が言う「次の新たなチャレンジ」がこの音楽番組であるならば、「世界一受けたい授業」の打ち切りは既定路線であり、「news zero」を降りる1年半前から、新番組に向けて動き出していたことになる。なのに、

 

「夜ニュースの顔として広く知られた有働をゴールデン帯のMCに据える英断を下した日本テレビですが、今のところ、その効果は表れていません」(前出・放送作家)

 

日本テレビには「THE MUSIC DAY」といった特番編成での音楽番組はあったものの、レギュラーでは存在しなかった。そこで新たなブログラムに有働という意外な人材を据えることで、新鮮味をもたせたかったのかもしれないが…。

(田英雄)

 

大好調の意見

 今さら彼女を音楽番組のMCに起用しても、成功は無理なのではなかろうかと思われる。これは「with MUSIC」(日本テレビ系)を松下洸平というあまり陽気で楽しいと言うわけでもない男性とMCしたところで明るく楽しくにぎやかに楽しめる感じがしないからである。人選のミスであろう。