株高速売買で初の課徴金=100万分の1秒取引で差益―監視委

6 時間

2024.3.26

 

 証券取引等監視委員会は26日、株価に影響を与える目的で売買注文を出し、高速取引で利益を得たとして、金融商品取引法違反で米高速取引業者に課徴金納付命令を出すよう金融庁に勧告した。取引業者はクアッドアイで、課徴金の額は790万円。高速取引での課徴金勧告は初めてとなる。

 

 監視委によると、クアッドアイは株式市場の終了時の価格で株式の売買を約定させる「引け条件付き」の注文を出しておいて、市場終了の100万分の1秒前に注文・取り消しを行い、自らに有利な条件で売買を成立させていた。他の投資家は市場終了まで、引け条件付き注文により売り買いのバランスが取れていると誤認させられた格好。 

 

大好調の意見

 「クアッドアイは株式市場の終了時の価格で株式の売買を約定させる「引け条件付き」の注文を出しておいて、市場終了の100万分の1秒前に注文・取り消しを行い、自らに有利な条件で売買を成立させていた。」とのことである。株の高速売買を利用した一種の詐欺行為であろう。

 

こうした高速売買は一種の詐欺行為である。高速売買に関する話は以前聞いたことがあるが、具体的な悪徳売買の例は初めて聞いた。しかし、証券取引等監視委員会はどうやって、クアッドアイの事例を探知したのであろうか、知りたいお者である。