「ロシアが何を仕掛けても準備できている」 スウェーデン首相、NATO加盟決定受け

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2024.2.27

 

【ロンドン=黒瀬悦成】ハンガリー議会は26日、北欧スウェーデンの北大西洋条約機構(NATO)加盟を賛成多数で承認した。これで全ての加盟国がスウェーデンの加盟を承認し、同国が32番目の加盟国となることが決まった。

 

スウェーデンのクリステション首相は同日、記者会見で「スウェーデンは約200年にわたった中立および軍事的非同盟と決別する。他のNATO加盟国と一緒に自由と民主主義を守っていく」と表明した。また「スウェーデンの加盟をロシアが嫌がっているのだけは間違いなさそうだ」とした上で「彼らが何を仕掛けてこようと準備はできている」と語った。

 

NATOのストルテンベルグ事務総長もX(旧ツイッター)への投稿で「私たちはより強く安全になる」と強調した。

 

ハンガリーのオルバン首相は議会の採決前に演説し「スウェーデンの加盟はハンガリーの安全を高める」と指摘した。

同氏は一方で、欧州連合(EU)やNATO加盟国がこの数カ月間、ハンガリーに承認を急ぐよう圧力をかけてきたせいで逆に承認が遅れたとし、「ハンガリーは主権国家であり、他から命令されるのを容認しない」と反発した。

 

 

大好調の意見

ハンガリーのオルバン首相は「ハンガリーは主権国家であり、他から命令されるのを容認しない」と反発したとのことであるが、馬鹿馬鹿しい言い訳である。迅速に承認すれば、ロシアに対する圧力は一層強くなったものを、惜しいことをした。NATOはハンガリーを除名しても良かった。