清掃作業中に作業範囲に立ち入りされると困るので案内看板を設置して作業する。
既製品でいくつかの種類があるけど写真のスタンドサインを使ってる業者が多い。
自分もコレを使ってるし。
本音を言えば手書きで作成した物を現場にある適当な物(イスとか)に貼れば良いと思ってるんだけど、下請けで現場を任されたときなんか写真のスタンドサインを指定される事がある。
手書きよりは見栄えが良いって理由もあるんだけど、公共施設の清掃なんかだと作業報告書を役所に提出しなきゃいけなくて、作業中の安全管理をしっかりやってる事を示すために既製品のちゃんとした看板を使ってる事をアピールするためにコレを指定される事が多い。
作業範囲が広い場合はスタンドサインの設置の他にカラーコーンとバーで作業区画を確保したりもするし。
もちろん安全管理のためなんだけど実は他に重要な意味があって、公共施設の清掃作業は作業の仕上がりや安全管理の他に報告書の出来栄えなども含めて評価点がつけられる。
その評価点が低いと公共施設の清掃業務の入札に参加できなくなったり(呼ばれなくなる)随意契約の業者に指名されなくなるから凄く重要な意味がある。
ちなみに作業に関して公共施設の管理者はもちろん、施設を利用する一般市民からのクレームなんかも評価点に影響するから作業員の態度や身だしなみなんかには気を使ったりする。
ただ、中には清掃作業が上手くないのに報告書の出来栄えは素晴らしくて評価点が良いって業者もいるんだよなぁ…
公共施設の清掃作業を役所の人が見にくる事も年に一回はあるけど、そのときだけ丁寧にやったりとかもしてるみたいだし。
民間の清掃作業だと発注者との関係だけは要領良くやってて作業はイマイチだったりすると次からは仕事が来なくなるのが当たり前なんだけど(ー_ー;)