@桑の湯(長野県塩尻市) | DAIKON's Life

DAIKON's Life

Yahoo!ブログからの引っ越し組です。
だいこんが日々感じたことを、気の向くままに綴っています。

 

 
 

 
 

 
 

 
 

 
 

長野県塩尻市、塩尻駅から徒歩圏内に位置する「桑の湯」を訪ねました。
今回は自家用車で訪問したため、隣接する駐車場に止めました。
 
「桑の湯」は残念ながら6月末日に閉店することが決まっています。
 
番台式です。
入浴料440円を支払います。
訪れたときには大女将さんが番台にいらっしゃいました。
 
偶然にもNHK松本が取材に来ていて、大女将の息子さんがカメラの回る番台の横で丁寧に対応してくださいました。
カメラの前で「千葉県から来るとテレビ局が待ち構えるくらい歓迎されるんですね」と軽口を叩いたところ「えっ!?千葉県から来たんですか??」とNHKのスタッフに大ウケしてしまい、そのまま取材を受けることになりました(笑)
 
嬉し恥ずかしの取材を受けた後、鍵付きのロッカーに衣類をしまい身支度をします。
それなりに照れていたのでしょうか、何だかお風呂に入る前から顔が熱くなりました(笑)
 
浴室正面に湯船の間取りです。
主浴槽は二区画に分けられており、適温の白湯です。
左側の狭めの槽にはバイブラが備わっています。
シンプルなフォーメーションは個人的に好みで、サウナや水風呂がなくても、いや、寧ろそれらがないことによって満足できる設備になっているようにさえ思えます(あくまで個人の感想です)。
 
浴室手前にカランが並んでいます。
床のタイルもきれいで、カランにも痛みが見られず、もうじき閉店してしまうことが到底信じられません。
椅子は黄色のケロリンと白い汎用品、桶は黄色のケロリンが用意されていました。
 
お風呂上がりに八ヶ岳乳業のコーヒー牛乳(140円)をいただきました。
訪れたのが「こどもの日」だったため、この日はお子様に限り牛乳が無料でした。
 
販売されているTシャツの案内を見ていたら、大女将さんから「今詳しい人呼んできますから…」と言われ、お出まししたスタッフがパワフルな助っ人のおばちゃん!!
 
いや、おばちゃんなんて言ってしまいましたが、後に齢80と聞かされてビックリ。
到底その年齢には思えない元気な様子に腰を抜かしました。
さらに話を聞くと、大女将さんと同い年とのこと!!
いやいや、二人ともとても80歳には見えなくて二度ビックリです。
 
…話をTシャツに戻します(^^;
種類が多いので詳しい説明をしてくれるのかと思ったら「(背中に歌舞伎文字の入っている)これが一番カッコイイからこれにしな!!(笑)」とド直球のストレートを投げてくる営業トーク(笑)
もうね、2秒でこれと決めましたよ。
たしかに素敵なデザインです。
思い出込みで2500円、安いものです(これが全種類の中で最も高価なものです)。
キレのある営業トーク共々、忘れられないひとときになりました。
 
お風呂上がりに首から「上の湯(群馬県桐生市の銭湯)」のタオルをさげて「桑の湯」の前を歩いていたら、とある銭湯ファンから声をかけてもらうという嬉しい出会いもありました。
夫婦で銭湯巡りをなさっているそうで、思わず「自分にもそんなパートナーが欲しい」とこぼしてしまいました(笑)
お互いの地元の銭湯に関する情報交換をして、お別れをしました。
ここを訪ねる二日前に行った「寺井湯」でも、銭湯ファンと鉢合わせしたばかりです。
お風呂屋さんを通じた出会いがあるのも、醍醐味ですね(^o^)
 
素敵なひとときを有り難うございました。
そして「桑の湯」の長らくの営業、本当にお疲れ様でした。