当方にとって3台目になる愛車が、2020年12月8日に納車された。
2台続けてマニュアルトランスミッションのホットハッチを相棒にしてきたが、この度の自動車購入に際しては自分なりに大胆に舵切りをしたつもりだ。
愛車として初の、オートマチックトランスミッション。
愛車として初の、四輪駆動。
愛車として初の、SUV(←厳密には異なるのだが…理由は後述)。
愛車として初の、ボディカラーが黒ではない(笑)
愛車として初の、ディーゼルエンジン(驚)
そして、愛車として初の…
輸入車です。
購入した車体は「BMW X2 xDrive 18d M Sport X」
何回「X」を言わせるつもりだ、こいつは…(汗)
あの偉大なるシンガーソングライター、小沢健二さんがその昔BMWに乗っていたということもあって(知ったのは高校生の頃)、クルマ好きとしてずーーーっと一目置いていた自動車メーカーだったのですよね。
趣味で登山を始めたこともあって、未舗装の駐車場や登山道入口直前の道路を相手に、車高をしっかり落としたスイフトスポーツで行くということは、正直言って不安要素がてんこ盛りだった(汗)
加えてZC31Sに関して言えば、ラゲッジスペースの狭さも相当辛いものがあった。
いや、そもそも「山に行く」って言ってもスイスポか四駆のSUVかでは、だいぶ意味が変わってくるじゃないですか(笑)
まさかの峠を攻めない方の「山に行く」でスイスポですからね。
そして予想通りの辛さを体感してしまったので、次に買うときは車高が低くないクルマにしようと考えるようになった。
とはいえ、ですよ。
日産マーチ12SR、スズキスイフトスポーツを乗り継いできたような人間ですから、生やさしいクルマでは到底満足できないドライバーとして調教されているのは言うまでもなく(汗)
やっぱりアクティブにアウトドアを楽しむクルマでも、「ファン・トゥ・ドライブ」のスピリットは忘れられないわけでして。
そういうワガママなクルマ好きを相手してくれるのが、このBMW X2だ!!という結論に至りました。
ちなみにBMWではこの手のクルマを「SUV(スポーツ・ユーティリティ・ヴィークル)」とは呼んでいない。
「X」で始まるクルマが世間で言う「SUV」にあたるが、BMWとしては昔からそれを「SAV(スポーツ・アクティビティ・ヴィークル」と提唱している。
その中でもモデル名が偶数のクーペモデルは「SAC(スポーツ・アクティビティ・クーペ」)」とカテゴライズされていまして。
走りに対するスピリットは譲れないのだろう。
「駆け抜ける歓び」をキャッチコピーにしているだけのことはある…。
クルマの買い換えに際して候補にしていたのは…スバルフォレスター、スバルインプレッサSTI、マツダCX-30(国産車では最有力候補だったかな)、日産エクストレイル、スバルWRX(山も峠も行けるぜ!とは思いましたが…)、メルセデスベンツGLA、BMW X1(当初の最有力候補)…といったところかな。
最初はX2なんて全く候補の中になかったのだが…
ある日、BMW X1が見たくてディーラーに行ったときのこと。
そのとき説明してくださった営業担当に当方の過去の愛車遍歴を話したところ、提案されたのがX2。
展示車のシートに腰をかけた瞬間、なかなか見ない(密かに憧れだった)天井・ピラーを含めたブラックの内装と、しっかり寝ているクーペスタイルのフロントピラーに魅力を感じた。
リアのラゲッジスペースの大きさはX1に一歩譲るものの、重心を低く設計したセクシーなラインの仕上がりもまた一興。
ちなみにその後はメルセデスGLAを見るためにヤナセに向かうつもりでいたが、そのことを営業担当に伝えると
「メルセデスベンツは、目的地まで快適に楽して移動できる車です。BMWは目的地まで楽しくドライブして移動できる車です」
と、膝を打つ一言。
有り難い話でしたね。
(あくまで当方の主観ですよ!!)お陰でヤナセに行く手間が省けましたから(=結局メルセデスは候補から外れた)。
そこから一気にX2のリサーチ開始。
当方の性格をご存知の方なら話は早いでしょうが、そりゃもうしっかりと調べることに…。
ところが、ディーゼルモデルはあとから追加されたこともあってか、ネットでの情報がもんのすごく少ない(笑)
なんか、こういう数が少ないクルマに縁があるんですかね。マーチ12SRのときだって現車を見ないで買いましたから。
とはいえ、X2そのものに関する情報収集は概ね順調に。
懐事情や輸入車の市況、購入後のサポートを考えると、ベストバイは年式の新しい認定中古車という結論に至った。
車体の条件は下記の通りとした。
グレードは18d(ディーゼルエンジンモデル)。
修復歴なし、禁煙車。
2019年~2020年式。
走行距離5000km以下。
電動シート(OP設定の関係上ほぼ必ず本革になる)。
アクティブクルーズコントロール(前車を追従するアレ)及びヘッドアップディスプレイ(フロントガラスに情報が映し出される男の子が好きなアレ)搭載。
できれば色はガルバニック・ゴールド(←気合い入れてオシャレする人か、ちょっとぶっ飛んでいる人じゃないと選ばない色)。次点はアルピン・ホワイト。
できればOPの20インチではなく、標準の19インチを履いていること(19インチでも十分デカいので乗り心地優先にシフト)。
ほぼ絶望的だができれば2020年モデル。ナビの液晶ディスプレイがデカくなっているので…。
ここから暫くは、毎日大手中古車検索サイトに首ったけ。
だらだらと売りに出されているX2を眺める日々を送っていたが…
10月某日。
上記条件を全て満たすクルマが現れた。
まさかの2020年モデル。目を疑った。
内装の写真を見ると、たしかに液晶ディスプレイの画面がデカい。
早速、販売しているディーラーに連絡をして、申込金を振り込む(=商談の権利を得る)。
だいこんは直後に有給を最短の日にちで取得し、矢のごとくディーラーへ向かうのであった…(この話は後述)。
憧れの、ガルバニック・ゴールドのX2。
目の前にして昂ぶる気持ちは抑えられるわけもなく(笑)、とはいえとても大きなお買い物。
営業さんとのやりとりでクルマの現状確認、追加してほしい装備、スケジュール、そして支払い方法の段取りを進めていく…。
そして、迎えた納車日の12月8日。
トラックに積まれて遙々ディーラーからやって来た、X2。
いや~…団地の駐車場では明らかに浮くな、この色(笑)
まだまだ新しいクルマとはいえ、凡そ一週間かけて陸送されてきただけのことはあってクルマは泥だらけ。
早速、予約しておいたガソリンスタンドに(緊張しっぱなしのハンドリングで)ピットインして、ビシッとコーティングを施してもらう。
我ながらナイス段取り。
その後はこの場で詳細をアップしていくことになるだろうが、交通安全の祈祷を成田山で行っていただいたり、レーダー探知機能が付いた時計(←言い方…)を設置してもらったり、スピーカー交換をしてもらったりと…我が愛車として仕上げていく。
あちこちの業者のお世話になったこともあり、移動と同時に車両感覚の把握や車庫入れの練習にも励んだ(笑)
そんなこんなで、ようやく「俺のクルマ!!」という感じに、個性的に仕上がったX2。
今では仕事から帰ってきてほぼ毎日ハンドルを握るのが夜の日課。
暫く続くんだろうなぁ、こういう日が(^^;
何せ12年ぶりの愛車購入ということもあって、やれBMWの走りが素晴らしいとか、ディーゼルエンジンの出来映えがどうのとか言う以前に、普通自動車としての進化に驚きっぱなし(汗)
この辺りもぼちぼちアップしていきましょうかね…。
ギンギンに目立つボディカラー。
スタイリッシュなボディライン。
抜群の安定感を伴う走り。
守られている感がハンパではないキャビン。
ただドアを閉めるだけで感じられる重厚感。
大満足の新たな相棒。
大事に乗るぞ!!
これからどうぞよろしくね!!