2024年8月21日更新!質屋が語る!ロレックス シードゥエラー ~本格的ダイバーズウォッチ~ | 【公式】質屋・買取専門店 大黒屋 質上野御徒町店ブログ

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シードゥエラーはロレックスが1967年に発表した、サブマリーナーをよりプロフェッショナル用のハイスペックに仕上げたダイバーズウォッチです。サブマリーナーが300m防水であるのに対して、シードゥエラーは1220m防水と性能が大幅にアップしいます。スキューバダイビングより深く潜る飽和潜水、つまりプロの潜水士向けのモデルです。ケースサイドにヘリウムガスエスケープバルブが搭載されており、浮上時に時計の内外で起こる水圧の違いから時計が破裂しないように設計されています。フランスの潜水会社である「COMEX(コメックス)」社との共同開発によりRef.1665が誕生、その中でもダイヤルの「SEA-DWELLER SUBMARINER 2000」の文字が赤で表記されている「赤シード」は流通量が少ないため販売・買取価格が高騰しています。他にも上段の「SUPERLATIVE CHRONOMETER」と下段の「OFFICIALLY CERTIFIED」、この文字間のスペースが上下で揃っている「レイルダイヤル(センタースプリット)」も同じく高騰しています。文字盤に「COMEX」社のロゴが入っているモデルは更に高く、1,000万円を優に超える価格で取引されています。当店では赤シードのお買取り実績はありますが、COMEXはまださすがにありませんね。今回は比較的お買取りが多いRef.16600以降について語っていきたいと思います。

 

 

シードゥエラーの年表

ロレックスが誇るプロフェッショナルダイバーズモデルのシードゥエラー。発表から現在までを年表にしてみました。

シードゥエラー

1967年 Ref.1665

1978年 Ref.16660

1990年 Ref.16600

2008年 Ref.116600

2017年 Ref.126600

シードゥエラー・ディープシー

2008年 Ref.116660

2018年 Ref.126660

2022年 Ref.136660

 

Ref.16600(1990年~2008年)

16600

1990年にRef.16660の後継機として発表されたのがRef.16600です。デザイン上に大きな変更はなく、ムーブメントやパーツの改良が主な変更になります。製造最終品番はVから始まるシリアルとなっており、このV番のシードゥエラーはコレクターから人気が高いため、他のシリアルに比べると高価買取となります。サブマリーナーと似ていますが、水圧からガラスを守るためにデイトにサイクロップレンズがありません。

Ref.16660からの改良点

ムーブメントの変更

ムーヴメントがCal.3035からCal.3135へ変更となり、テンプを支えるブリッジが1本から2本になりメンテナンス性が向上されました。微調整が可能になったため、メンテナンスを定期的に行うことで半永久的に精度が保たれるそうです。さらに、マイクロステラスクリューというテンワの外側にネジが付いている機構から、マイクロステラナットというテンワの内側にナットを取り付けた機構に変更されました。内側にナットをつけることで空気抵抗から精度を守ることが可能になるんだとか。ちなみに、テンワは約10mmほどの大きさです。Cal.3135はサブマリーナーヨットマスターにも採用されているムーブメントです。

マイナーチェンジ

夜光塗料が変更

1990年の発表当初は夜光塗料にトリチウムが採用されていました。トリチウムは放射性物質を微量ながら含んでいます。6時のインデックス下の表記がトリチウム夜光であれば「SWISS-T<25」、ガラスの外側で25マイクロキュリー以下の放射能を計測したということを表しています。

16600

1998年頃からスーパールミノバが採用され、「SWISS」表記になります。「SWISS」表記のダイヤルが製造された期間は短く、ロレックスファンの間では「オンリースイス」や「SWISS ONLY」と呼ばれています。

16600

そして最終的には「SWISS MADE」表記となります。この移行期間にはスーパールミノバを使用しているにも関わらず「SWISS-T<25」表記の個体もあり、こちらはファンから「トリチノバ」と言われています。

16600

横穴がなくなる

2003年にケースとブレスレットを繋ぐ横穴がなくなります。

(左:横穴あり 右:横穴なし)

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Ref.116600(2014年~2017年)

116600

40mmのケースサイズはそのままに内部の機械性能やブレスレット、ベゼルなどが大きく進化を遂げて誕生したのがRef.116600です。シードゥエラーの4代目になりますね。「シードゥエラー4000」と呼ばれますが、この4000とは4000メートルではなく4000フィート(1220メートル)の意味となります。前作同様サイクロップレンズはありません。製造期間はわずか3年と短命ではありましたが、その分生産数も少ないため今後の相場が気になるモデルもあります。Ref.116600の次世代機からはサイズアップしているため、最後の40mmモデルとして人気は健在です。

Ref.16600からの改良点

ムーブメントの仕様変更

ムーヴメント自体は前作同様にCal.3135が搭載されていますが、ロレックス独自開発のブルーパラクロムヒゲゼンマイを採用することで耐磁性・耐久性が向上しています。

ケースの変更

リューズガードやラグを大きくしたことでより耐久性が向上しました。また現行モデルでおなじみのインナーサークル(ルーレット)に「ROLEXROLEXROLEX・・・」と刻印が入り、12時位置には王冠マーク、6時位置には製造番号が入るようになったのはこのシードゥエラー4000からです。

(左:16600 右:116600)

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ベゼル素材の変更

アルミニウムからセラミックへ変更することで、日焼けによる退色やキズに強くなりました。セラミックは光沢のある質感が特徴的ですが、アルミニウムが醸し出す味を好むファンの間では好みが分かれます。

夜光塗料の変更

夜光塗料が暗闇で緑色に発光するルミノバから青く発光するクロマライトへと変更されました。

ブレスレットの変更

コマの中が無垢になったことで重量と高級感がアップ。またバックルも見直されより着脱がしやすくなりました。新たに採用されたグライドロックエクステンションシステム(バックル部分)により2mm感覚で最長20mmの延長が可能になったほか、フリップロックエクステンションリンク(折り畳み式のコマ)を搭載し、更に26mmの延長が可能です。これはダイビングスーツの上からでも着用できるように配慮されたシステムです。

 

Ref.126600(2017年~)

126600

シードゥエラーが誕生してから50周年を迎えた2017年、Ref.126600が発表されました。ケースサイズが一回り大きくなったほか、「赤シード」を彷彿とさせる文字盤やサイクロップレンズが搭載されたことも話題になりました。また今作ではその見た目だけではなくムーブメントも刷新し、性能も格段にアップしています。そして2019年には、シードゥエラー初のコンビモデルRef.126603も発表されました。

126603

サブマリーナー同様、ベゼルとブレスの中列にロレックス独自素材のロレゾールが採用されたほか、文字盤の「SEA DWELLER」の文字もゴールドに変更され、より高級感が増したモデルとなっています。ちなみに「ロレゾール」とは造語で、ROLEX+STAINLESS+OR(フランス語でゴールド)を合わせたものだそうです。

Ref.116600からの改良点

ムーブメントの変更

ムーヴメントがCal.3135からCal.3235へ変更され、パワーリザーブが48時間から72時間へと大幅に延長されました。つまり金曜日の夜に外して、月曜日の朝に着用したとしてもまだ動いたままというわけです。Cal.3235自体は2016年に発表され実に14個もの特許を取得した高性能キャリバーで、ニッケルとリンの合金のため磁場の影響を受けません。現在ではデイトジャスト41(Ref.126334)やサブマリーナー(Ref.126610)など、ロレックスの主力モデルに搭載されています。

ダイヤルの変更

文字盤を現代仕様にアレンジし、赤い塗料で記された「SEA-DWELLER」の文字は初代シードゥエラーであるRef.1665を彷彿とさせます。夜光塗料はRef.116600から引き続きクロマライトを採用し、約8時間青く発光します。また現在発売されている個体は6時位置にある「SWISS MADE」の間に王冠マークが追加されていますが、ごく初期に製造された個体には王冠マークが入っていないものがあり、グリーンサブマリーナーのファット4やGMTマスターⅡのスティックダイヤルのようにレア個体として徐々にプレミアが付き始めています。

(左:王冠マークなし 右:王冠マークあり)

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ケースの大型化

Ref.116600からRef.126600への最大ポイントがケースサイズの大型化です。これまでシードゥエラーのケースは40mmでしたが、今作は43mmに大型化されました。たかが3mmされど3mm、腕時計の3mmは装着時の印象が大きく変わります。ただ巨大化しただけではありません。ラグ幅はよりシャープになり、その分ブレスレットが太くなっています。この細かな仕様変更により、見た目がバランス良く仕上がっている印象があります。さらにシードゥエラー初のサイクロップレンズが採用され、サブマリーナー感が強めになった印象があります。

 

Ref.116660(2008年~2018年)

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Ref.16600のハイエンドラインであり、ロレックスの潜水技術の集大成ともいえるモデルとして2008年に誕生したのがこのRef.116660です。ディープシーとは、1960年に有人潜水艦バチスカーフ・トリエステ号がマリアナ海溝海底10,916mへの潜水を成功させた際、その装甲に取り付けられていた「ディープシー・スペシャル」という試作機の名前が由来です。シードゥエラーの1220m防水に対してディープシーは3900m防水と、圧倒的に上回る防水性能を誇ります。また、44mmの巨大で分厚いケースは存在感は抜群で、まだ実物を見たことはない方、ぜひ一度その手に取って体感してみてください。ちなみに質屋は腕が細いので、腕時計を着けているというよりは腕時計に腕が着けられているように見えてしまいます。当初は黒文字盤のみの展開でしたが、2014年にDブルー文字盤が発表されました。こちらはタイタニックやターミネーター2の監督としても有名なジェームズ・キャメロン監督が2012年に実に52年ぶりとなる、マリアナ海溝の海底10,900mに到達した記念として発表されたモデルです。スペックは通常の黒文字盤と同じですが、文字盤の12時側から6時側へ、まるで深海へと潜っていくかのようにブルーから暗いブルーへと変化するグラデーションが特徴的です。6時側にあった「DEEP SEA」のロゴは鮮やかなグリーンに変更され、記載場所も12時側に移動しています。

(左:黒 右:Dブルー)

116660116660

Ref.16600からの改良点

ムーブメントの変更

ムーヴメントはRef.116600と同様、ヒゲゼンマイにロレックス独自開発のブルーパラクロムヒゲゼンマイを採用することで耐磁性・耐久性が向上したCal.3135が搭載されています。

ケースの変更

ケースサイズが44mmへと大型化しました。風防は5mmの分厚いドーム型を採用。ロレックスが新たに特許を取得したリングロックシステムにより、風防とチタン合金の裏蓋を窒素合金製のステンレススチールリングで支えることで水深3900mでの水圧に耐えうる堅牢性と防水性能を実現しました。この機能はディープシーにのみ採用されています。

ブレスレットの変更

コマの中が無垢になったことで重量と高級感がアップしました。クラスプには新たに採用されたグライドロックエクステンションシステム、フリップロックエクステンションリンクを搭載しています。シードゥエラーと違い、クラスプを外側へ開くことで腕時計を外すことなくブレスレットのサイズ調整が可能になりました。116660

ベゼルの変更

アルミベゼルからセラミックベゼルに変更されています。数字の部分にはプラチナが使用されています。

ダイヤルの変更

夜光塗料が暗闇で緑色に発光するルミノバから青く発光するクロマライトへと変更されました。

 

Ref.126660(2018年~2022年)

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ディープシー生誕10周年の節目である2018年にリリースされたのがRef.126660です。ほとんど見た目に変わりはありませんが、Ref.126600と同様にRef.116660のキャリバーをCal.3235に変更、スペックに大きな違いが生まれました。また、2019年にはシードゥエラーのコンビモデルRef.126603が発表されました。いつかディープシーにもコンビモデルが誕生する日が来るのでしょうか。ただでさえ大型のディープシー、コンビでも相当な重さになるでしょうね。金無垢モデルでも出ようもんなら、筋トレ代わりになりそうですね。

Ref.116660からの改良点

ムーブメントの変更

ムーヴメントがCal.3135からCal.3235に変更されました。ここまでお読みいただいた方の中には「これも?」と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、現行の3針&デイトモデルには大体このキャリバーが搭載されていると考えてもいいかもしれません。Cal.3235をベースに耐水性をプラスしたり、ベゼルを活用した機能をプラスしたりしているイメージですね。

文字盤の変更

おなじみの6時位置の「SWISS MADE」刻印の間に王冠マークが入りました。

126660

ケースの変更

Ref.116660よりもラグの幅がやや狭くなりました。その分ブレス幅が広がり、そのおかげでよりスタイリッシュな見た目になりました。・・・が正直見比べないと分からないほどのわずかな差です。こういうところにロレックスのこだわりを感じますね。

ブレスレットの変更

上記で述べた通り、ラグ幅が狭くなった分、ブレスレットの幅が広くなりました。元々44mmと特大のケースでしたので、ケースとブレスのバランスが良くなりましたね。

 

Ref.136660(2022年~)

2022年に新たにラインナップされたモデルの1つがこのRef.136660です。ついにリファレンスナンバーが13番台に突入しました。しかし発表直後からRef.126660との違いが分からないという声が相次ぎました、質屋もまったく同じ感想を持ちました。それもそのはず、Ref.136660は前作Ref.126660からムーブメントもケースサイズも耐水性能も変わっていないからです。もちろん何も変わっていないというわけではなく、微細なブラッシュアップがされていました。やはりこれもロレックスの「こだわり」なのかもしれません。

Ref.126660からの改良点

ベゼルの変更

ベゼルが若干ですがスリムに変更されています。・・・が、ぱっと見ただけではその変化に気づくことは難しいと思います。Ref.126660と見比べてみたいものです。

文字盤の変更

デイトの窓のサイズがRef.126660と比べて8%大きくなりました。8%の違いを見極める自信、正直ありません。言われなければ分からない程度の変更です。

 

シードゥエラー買取価格表

更新日:2024年8月21

ディープシー SS Dブルー Ref.136660

未使用品買取価格 2,250,000円

中古品買取価格 2,050,000円

 

ディープシー SS ブラック Ref.136660

未使用品買取価格 1,900,000円

中古品買取価格 1,800,000円

 

126660

ディープシー SS Dブルー Ref.126660

未使用品買取価格 お問い合わせ下さい

中古品買取価格 1,850,000円

 

126660

ディープシー SS ブラック Ref.126660

未使用品買取価格 お問い合わせ下さい

中古品買取価格 1,450,000円

 

126603

シードゥエラー YG/SS Ref.126603

未使用品買取価格 2,450,000円

中古品買取価格 2,150,000円

 

126600

シードゥエラー SS Ref.126600

未使用品買取価格 1,900,000円

中古品買取価格 1,800,000円

 

116600

シードゥエラー4000 SS Ref.116600 鏡面バックル

未使用品買取価格 お問い合わせ下さい

中古品買取価格 ~1,850,000円

 

16600

シードゥエラー SS Ref.16600

未使用品買取価格 お問い合わせ下さい

中古品買取価格 ~1,250,000円

 

16600

シードゥエラー SS Ref.16600 V番

未使用品買取価格 お問い合わせ下さい

中古品買取価格 お問い合わせ下さい

 

16660

シードゥエラー トリプルシックス SS Ref.16660

未使用品買取価格 お問い合わせ下さい

中古品買取価格 お問い合わせ下さい

 

116660

ディープシー SS Dブルー Ref.116660

未使用品買取価格 お問い合わせ下さい

中古品買取価格 1,550,000円

 

116660

ディープシー SS ブラック Ref.116660

未使用品買取価格 お問い合わせ下さい

中古品買取価格 お問い合わせ下さい

 

○未使用品買取価格の適応条件

・最新の保証書で、日付が1か月以内 ※1か月以降のものも、ぜひお気軽にお問い合わせ下さい

・付属品が全て揃っている

・当店の規定に基づき、未使用と判断できるもの

○中古品買取価格の適応条件

・保証書が無記載ではなく、最新の保証書

・付属品について年式相応のものが全て揃っている

・目立った傷や打ち傷がない

・バックル、リューズに損傷がなく正常に機能している状態

 

シードゥエラーの質・買取は大黒屋質上野御徒町店へ!!

いかがでしたでしょうか?

 

・何十年も前に安く買ったから売って生活資金にしたい!

・コロナ禍でダイビングしに行く機会も減ってきたし、違うモデルに買い替えたい!

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・相場高騰と聞いたのでとりあえず今の価値を知りたい!

 

という方、ぜひ大黒屋質上野御徒町店にご相談ください!!

 

最後までお読みいただきありがとうございました!!

 

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