腹筋群と呼吸の関連性と作用(2) | 大黒整体道場

大黒整体道場

大黒整体院が考える日常健康法と日々の施術日記

 

こんにちは大黒整体院の荒井です

つづきを書きます

 

内圧上昇は肺からの呼気に通じます 腹筋は腹腔内圧を上昇させる生理学的な機能を持ち腹横筋と外腹斜筋、内腹斜筋の二層構造でV型の直交する筋群が腸骨稜と鼠径靱帯まで筋線維がつながりその下層に腹横筋が真横からコルセット筋のように腹圧を上昇させます 直接的に腹圧の上昇は腹横筋ですが それをV形二層構造の腹斜筋が捻りながら締め上げる力が腸骨の回転とする力と混ざり初動として加わります 

 

腹筋の作用は胸郭と上位腰椎の屈曲、骨盤の後傾の運動をさせます 腹斜筋はかなりの負担がかかりやすい構造であり対角線上の起き上がりは運動に対側の体軸回旋と側屈と相殺されますが腹斜筋の捻りの力は加わることは変わりません また一側性に収縮すると優れたテコの原理が加わりバランスを保つために体幹の屈筋と伸筋の両作用が必要になります この作用は体軸回旋のバランスを維持する安全装置としてや固定させる機能も腹斜筋、腹横筋にはあります 

 

激しい活動を伴うほどこの安全装置機能は重要になります 経年劣化による体幹や体軸回旋機能の低下は本来の体幹伸展の優位性のバランスを歪ませています 伸展トルクの優位性の確保が呼吸にとって必須になります 体幹の慣性と拮抗筋の伸張による他動的な張力を生み出すことが重要であります