昨日は久しぶりの観劇。
久しぶりの宝塚。
ということで月組さんを観てきました。
11時公演を観ようと思うと、うちを8時半には出ないといけないのよ。
宝塚って東京?
なので、そんな朝早くから家を出てでも来てよかった!
というのを求めちゃうわけです、11時公演は。
これが13時公演とか15時半公演だと、そこまでの求める強い気持ちにはならない。
ただ、11時公演は観劇した後もまだ昼なので感想大会が沢山出来る、もしくは早く家に帰れるというメリットもある。
いや、そんなワシ事情はどうでもいい。
月組を観てきたのだ。
お芝居は「フリューゲル」
齋藤吉正 作・演出
先に観た知り合いから、わりといいよーって聞いてて。
そうかー、ワシにも合えばいいなーって思ってて。
正直に言うと、今までの月組のお芝居、月城さんにバッチリ合ってる役をあまり感じたことがなくて。
今回ようやくハマり役に出会われたのではないかと。
月城さんの誠実さとちょっとクスッと笑える可笑しさと。
月城さんってこんなかたなんじゃないかなぁって勝手に思っちゃった。
という事は役にハマってたって事かなぁって。
敵役というか悪役ポジションが鳳月さんで、これがまた怖い怖い。
プロポーションの良さも、良過ぎて怖い怖い。
キッと睨んだ目線だけ客席に向けて…そしてハケていく。
その目線がいつまでも残るのよ、残像として。
凄い技だわー。
お芝居の穴というのか、そんな上手い事いくかい!みたいな所ってあるじゃないですか、どんなお芝居にも。
そこをうまく埋めていく役を風間さんが担っておられました。
ええっと、このかたって専科のベテランさんだよね?
違います。
でもそう思わせるところが多々あります。
ドイツが東西に分かれていた頃の話。
ベルリンの壁を挟んで「歓喜の歌」が合唱されるところは圧巻。
あと、月城さんのお母さん役の白雪さん。
いつもいつもお上手です。
えー、まさか泣くシーンあったのー?って感じで思わず目元を拭う人が周りにチラホラいらっしゃいました。
世界の歌姫と軍人が、壁が壊れて、ハイくっついて…だとちょっと安易すぎるなーと思ってたけど、その辺りは、もしかしたら近いうちにそうなるかもね的な余韻を残して終わったところが良かったです。
ショーは「万華鏡百景色」
大劇場初演出の栗田優香先生。
気合いを感じたねぇ。
初めてだから頑張っちゃう!
皆さん、よろしくねー!
みたいな気合い。
知らんけど。
開演前の緞帳にタイトルがない。
これも気合いか!!
「現代的かつレトロなレビュー」だそうで、そう聞くとなるほどねーと納得出来る世界観でした。
いや、ワシそんな難しい事わからんけど。
わからんけど、なんかわかったような気になれるところが気持ちいい。
鳳月さん大活躍。
栗田センセイ、絶対鳳月さんのこと好きやんなぁと思わせる使い方。
色気がダダ漏れ。
漏れすぎて床ツルツル。
皆さん滑って大変!
芥川龍之介を演じるんだけど、もう………(言葉を失っている)
かと思うと、ピンクのスーツで総踊り。
目が!目が!目が足りーーん!
あ、好みの若手!
誰!
アナタ誰なのーー!
と思ってるうちにどこへ行ったかわからなくなる。
その繰り返し。
頼むから名前書いたタスキをかけてくれ。
ほんっと久しぶりの客席降り。
いや、ワシは別に客席降りとか、なくてもいいんじゃない?とか思…
ぎゃーーーー!
いい!いい!客席降りいい!!
上がる!上がるわ〜〜〜!
丁度斜め前の通路に立たれた若手男役さん。
可愛い。
好み。
ちょっと待って、ファンクラブ入ってくる!(早まるな)
ロケットがね、黒いホットパンツの娘役さんたちがズラリと銀橋に立たれて、もしかしてこのままロケットに持ち込むのか?って思ったらそうだった。
銀橋で足上げるのって怖いよねぇ。
ワシには無理だわ。
というかその前にジェンヌになれない。
銀橋と言えば、トップコンビのデュエットダンスも銀橋でかなり踊ってらして。
それがなんだかとてもステキでした。
銀橋で踊るとかマジ怖いよね。
ワシには無理だわ。
トップ娘役にはなれない。
というかその前にジェンヌになれない(2回目
デュエダンの後のあの意味不明のうやうやしいお辞儀が苦手なんだけど、とてもアッサリしたお辞儀だったのも気持ちよかった。
やっぱタカラヅカっていいよね。
と思えたので良かった。
朝早くから出てきて良かったと思えたので良かった。
月組さんってやっぱりお芝居お上手。
若い人たちまで芝居心が浸透してる気がしたね。
まるであの頃のように。
終演後、隣のレストラン「フェリエ」に。
ワシ初めて入ったんだけど、思ってたより凄く広くてびっくりした。
お皿がね、可愛いから見て。
ね。
こういうの上がるよね。
こういうのもお客様へのサービスなのねぇ。
お見それしました。