ミネラルウォーターは「○○山の水」っていうイメージが強くないですか?
たとえば「富士山」「大山」「六甲」「南アルプス」「阿蘇山」等が有名でしょうか。
実は外国のお水もそうなんですが、山の水を商品にすることが非常に多いんです。
山の水といっても、地表に湧いているお水を採水することはほとんどありません。
(衛生面が心配ですからね)
そのほとんどは地下数十メートルから数百メートルの水脈から採水しています。
では、なぜ山の水が多いのでしょうか?
以前にも似たような記事を投稿しましたが、再度簡単にご説明します。
現在、私たちが飲んでいる水のほとんどはもともと雨水です。
もちろん雨水をそのまま飲むわけにはいきませんよね。
雨は地表から、地下に浸透していきます。地層はいわゆるフィルターです。長い年月をかけて地下に浸透しながら濾過されていくわけです。そのフィルター性能として、山は昔からの環境が守られており、地層の汚染が少ないため、きれいな自然のフィルターを備えているのです。
また、水は地下に浸透しながらミネラルを吸収し、ミネラルウォーターに姿を変えます。ものすごく長い時間をかけながらです。つまり山の標高が高ければ高いほど、長い年月の濾過がかかり、さらに沢山のミネラルを吸収するんですね。
あとは、地表にどれだけのミネラルが含まれてるか?地下にどれほどの水脈があるかが重要のようですね。
・環境破壊されていない山
・地質にたくさんのミネラルを含んだ山
・適度に標高が高い山(高すぎるとミネラルが多くなりすぎ硬水になります)
上記がミネラルウォーター採水に向いている山といえるようですね。
普段私たちが飲んでいる水で、100年以上前に降った雨が自然濾過されたものもあるようです。
自然の恵みに感謝です。
富士山大自然の恵み