第8回 本音で生きる人は、苦手なことを任せる
本音で生きる人は
苦手なことを任せる
建前で生きる人は
任せるのが苦手
「任せられない」の、類義語は「信頼できない」です。
仕事を誰にも任せられないという人は、周りの人に「あなたのことを信頼していません! 」と宣言しているようなものです。
人を信頼できない
僕はずっと任せるのが苦手でした。起業した当初は、週6日こども向けのクラスを担当し、経理、営業、広報、スタッフのマネジメント等、ほとんどの業務を一人でこなしていました。自分でやった方がお金もかからないし、質の良いモノができる、そのように考え、誰にも仕事を任せていませんでした。任せるべきでないと思っていたんです。それでいて、スタッフには良い顔して「いつもありがとう! 信頼しているよ! 」という言葉を発していました。内心ではそう思っていなかったのに。
起業して半年経ち、売り上げの伸びが止まりました。しかし、僕のスケジュールはパンパンで、新しいことを生み出す時間や気力なんてありません。このままではまずい!収益を上げるために、ますます一人で仕事を抱え込み、朝から晩まで働きました。そうすると、スタッフとコミュニケーションを取る機会がなくなり、どんどん関係が悪化。
最終的には、前回の記事でもお伝えしたように、同じ時期に半分のスタッフが辞めてしまいました。それによって、ますます経営が悪化。起業して一番苦しい時期でした。この経験を通じて、一人でできることには限界があり、スタッフに仕事を任せて、コミュニケーションを取る機会を作らないと信頼関係が結べないということを学びました。
任せられない心理
「建前で生きる人」は、任せることがとても苦手。「自分が嫌なことは相手もイヤなはず」「任せると周りに悪い」「自分が我慢すればうまくいく」そのように考え、ついつい自分で仕事を抱え込んでしまいます。相手の時間を奪いたくないのです。引き受けた仕事の中には自分が不得意なものもあるため、時間がかかり過ぎてしまい期待されている成果が出せません。
仕事を任せないリーダーの下で働く部下は、リーダーに認めてもらえていないと不安になったり、自分には関係ないってどこか他人事になってしまい主体的に意欲を持って仕事に取り組まなくなります。その結果、リーダーが休日も返上して仕事をしているにも関わらず、チーム全体の業績が上がらないという悲しい事態に陥ります。
また「建前で生きる人」は、自分の得意分野が明確でなかったり、自分だけの専門性を持っていないことも多いです。小学校の通知表で言えば全教科ALL3。幅広い分野を平均的にこなしますが、「私はこれができる!」という突き抜けるなにかがないのです。
任せることのメリット
「本音で生きる人」は、上手に相手に仕事を任せます。自分がやるべき仕事が明確で、「自分でなくてもいい仕事」「自分がやりたくない仕事」「自分が苦手な仕事」は、やらないと決めています。やらないと決めた仕事においては任せる人が決まっていて、相手の能力を信頼してどんどん仕事を任せていきます。その結果、専門分野の仕事に特化して自分の武器が磨かれ、周りの人も任されたことでやりがいを持って仕事に取り組むことができます。結果として、個人としてもチームとしても業績が向上していくのです。
これを、経済学では比較優位の原則と呼ばれています。一人一人が得意な分野に特化して、苦手な分野は周りと連携することで、個としても全体としてもパフォーマンスが向上することが様々な研究によって証明されています。ALL3のスキルを持っている人が10人集まってもチームとしての平均は3。しかし、一つの分野で5のスキルの人達が10人集まって連携して仕事をすれば、チームのパフォーマンスの平均値は5になります。
苦手だと言えない
また、「建前で生きる人」は、不得意なことや自分ができないことをなかなか認められません。周りの人に、仕事ができない人間だと思われたくないからです。苦手なことでも仕事がたまっていても頼まれると「NO」が言えません。結局、中途半端な仕上がりになったり期限に間に合わず、相手の期待を損ねてしまうということがあります。評価を悪くしないために仕事を引き受けたのに、逆に評価が悪くなってしまうのは、本末転倒です。
苦手な仕事を頼まれた時や仕事がたまっていて引き受けるのが難しい時は、勇気を出して断ることが相手に対する愛情です。引き受けた場合でも、出来ないことがわかったり期日に間に合わないと判明した時点で、依頼者に報告しましょう。早めに報告すれば取り返しがつくこともあります。もしかしたら怒られるかもしれません。ただ、期日が過ぎて事後報告になってしまうと、依頼者を含めてたくさんの方に迷惑をかけることになり、もっと怒られることになります。
「助けて」を言ってもいい
僕がサラリーマンの時は、仕事の報告が遅くなって出入り禁止になった得意先が数え切れない程あります。その時は、少し凹みはしましたが、本当の意味でその重要性がわかっていませんでした。いま、経営者の立場になってはっきりとわかります。出来ないことは出来ないと最初に言って欲しい。間に合わないことがわかったら、その時点で報告して欲しい。無理して引き受けないで欲しいし、「助けて」って言うて欲しい。大切なお客様からの信頼を裏切りたくないんですよ。お客様に満足していただける商品を提供したいんだよ。怒らないから、出来ないことは断って欲しい。本当にそう思います。
また、自分がやらないことを決めることで、自分がやるべきことがくっきり見えてきます。自分がなにが得意でなにの専門家であるかが、周りにも自分にも明らかになります。そうすれば、苦手な仕事を頼まれることも少なくなるし、あなた自身も迷うことなく自分の専門性を特化することができます。断ることで、自分の専門性が磨かれていくのです。
とは言っても、苦手なことはまったくやらなくても良いという、そんな極端な話ではありません。自分の専門性ややりたい仕事が見つかっていない時や、周りから信用が得られていない時は、とにかく任された仕事を喜んで引き受けて、相手が期待している以上の成果を出し続けることも大切です。色々なことを経験する中で自分のやらないことが明確になったり、周りから信頼されることで、困っている時に仕事を頼みやすくなります。
周りを信頼して仕事を任せ
自分の専門性を尖らせる!
つづく
(全13回, 月 水 金 朝8時頃配信)
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ライフスキルティーチャー
ミスターおかっち
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