ようこそ、大渓水です。

 

先日のことですが滅多にない事が起きました。





そろそろ寝ようと思った丑三つ時。



急に息苦しさを感じ始め、


立っていることも出来なくなった私は、


廊下に出るや否やその場で床に身体を預けました。



胸をギューと締め付けられるような感じで、


うつ伏せ→横向き→仰向け→両足を上げる→正座


などなどアレやコレやと試してみたものの、


症状が改善する兆しはまったく見られません。



「これは病院に行くべきなのか?」



と自問自答を繰り返しますが、


幼いころに盲腸で入院した程度の経験しかなく、


とりあえず明日の朝まで待ってみようと思いました。



ですが苦しいものは苦しいのです。



至る所の壁や床に頭を打ち付けつつ、


狂ったようにもがき始めて20〜30分が経った頃、


異変に気づいたパジャマ姿のカミさんがやって来ました。



「とりあえず病院に行こう!」



ふらふらな足取りでマンションを出た途端、


酔っ払い客を降ろしたばかりのタクシーが目の前に…



近所で一番大きな徳洲会病院を目指し、


深夜の外来受付を済ませたのは3時過ぎでした。



しばらくして処置室に通された後、


数名の医師・看護師さんから何回も同じ質問を受け、


緊急の手術が始まったのは朝4時前後だったと思います。



オペ室では素っ裸にされた後、


手足のあちこちをカミソリで剃られました。



また尿道にビニル管を入れられる経験は、


我が人生史上MAXの恐怖度であったことは間違いありません。



レントゲン写真を随所から撮影しながらの手術。



造影剤の影響なのだろうか?


時折り身体が燃え尽きるような熱に耐えつつ、


カテーテル手術を無事に終えることが出来ました。



そしてICUに運ばれたのが5時過ぎだったかな…




ほとんど放心状態のままでしたが、


身体中にホースやケーブルを繋がれてしまい、

誰がどう見ても「絶対安静」という大ピンチを迎えます。







おかげさまで三途の川を渡ることもなく、


黄泉の国からの使者を迎えることもなく、


後遺症などの様子も全くないので一安心。



後になって関係者の方から話を聞けば、


心筋梗塞の症状は人によって様々だそうです。


・歯が痛い

・喉が痛い

・肩が痛い

・背中が痛い

・お腹が痛い



とにかく早期に適切な治療を受けなければ、


生命の危機に陥いる可能性も大きいとのこと。



最初に歯医者さんへ行って、


そこで慌てて紹介状をもらい病院へ移り、


既に手遅れな状態になっていた話も聞きました。



私の場合は胸であることは分かりましたが、


まさか心臓の発する痛みなどとは夢にも思わず、


自分が大きな病気に罹ることはないとさえ信じ切っていたからな。。




もしあの時、


カミさんが起きて来なければ、


ひょっとして手遅れだったかも知れません。




もしあの時、


タクシーが目の前にいなければ、


ひょっとして間に合わなかったかも知れません。




もしあの時、


徳洲会という病院が近くになければ、


適切な処置を受けれずに終わっていたかも知れません。




この経験した私から言わせてもらえば、


救急車を要請した方が絶対に良いと思います。



あの時は近所迷惑になることばかりを考え、


119に電話するという選択肢は無かったからね。



そして夜間の病院の受付業務って、


問診を受けるまでに物凄く時間がかかります。



私が最初の診察を受けている最中、


救急車から担架で運ばれてきた人を横目にして、


その患者さんをめっちゃ羨ましく思ったことは内緒にして下さい。。



素人の自分が考えていることよりも、


事態はもっと深刻な状況である可能性があります。



循環器の先生が当直でなければ…


熟睡していたであろう看護師さんが呼び出しに応じてくれなけば…



朝4時の手術室に、


7〜8名の専門スタッフが揃っていてくれたからこそなんですよ。



お世話になった医療従事者の皆様方、


本当に有り難うございましたm(_ _)m



失いかけたこの生命、


もっと大切に利用させていただきますm(_ _)m

 

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