日本武尊を死に至らしめた伊吹山の氷雨

ようこそ、大渓水です。

今日の滋賀県米原市はどんより雲空。

日本百名山・伊吹山へ登拝のため、

三之宮神社で道中の無事を祈願しました。

山頂まで約3時間20分の道のり。

途中の看板には、

山中で見つけたお地蔵様を持ち帰ったため、

病で寝込んでしまうエピソードが書かれてあります。

このような事例は決して珍しくなく、

お稲荷さんに祟られた社長の話もありました。

この世には原因不明の病というものが存在する訳で...

1〜2合目の間にある白山神社で、

古代から信仰を集める磐座群に手を合わせます。

5合目の凍える自販機を過ぎた辺りで、

すでに指の感覚がほぼ無くなりました。。

「このままじゃヤバイ！」

と思った頃に避難小屋が現れ、

去年の奥穂高岳以来となる登山靴を装着することに！

防寒具とレインウェアも身に付け、

先人らが辿った足跡を大渓水も追います。

無数に広がる樹氷を抜ければ、

山頂で念願の大祓詞を奏上することが叶いましたm(_ _)m

麓の三之宮、

道中の磐座と合わせて、

伊吹山の三社巡りを完遂した後は、

さらに白竜さんの元で龍神祝詞もご奉納。

ここまで来ればそれなりに雪も深く、

両足をズボズボ埋めながら歩むことになります。

さすがは有人観測史上１位となる、

1,182センチ（世界記録）の大雪が降るだけあって、

北風がモロにぶち当たる氷雪は痛くて仕方ありません。

むかし昔のその昔、

日本武尊（ヤマトタケルノミコト）が、

伊吹山の神に戦いを挑んだ後で大氷雨に打たれ、

伊勢路へと向かう途中で亡くなったと云われます。

私は辛うじて生きておりますが、

この貴重な経験を残しておかねばならないでしょう...

全国の御山（奥宮）へ登拝日記

素敵な樹氷の写真もいっぱいありますので、

ご興味があればヤマレコ日記もご覧下さいませ。

伊吹山に坐す大神様、本当にありがとうございました。

 

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