昨日、およそ一年ぶりに出会う伯母との待ち合わせ。



会食のために時間を決め、指定の場所で待つが、なかなか現れない。

先方は携帯電話などを全く必要としない時代を生き抜いてきているので、

十数年ぶりに予期せぬ待ちぼうけを体験することになった。



梅雨明けした九州の、

しかも、一番お日さまが高い時間の約束だったため、

容赦ない真夏の日差しが、視界いっぱいに降り注ぐ駅前のロータリー。



いつ現れるかも分からない不安の中、

ふと気付くと傍らには、年輩の女性が私に寄り添うように立っていた。



「やぁ・・・。」



まるでその声は、真夏の猛暑の合図とともに現れるものではなく、

晩秋の頃、不意に姿を見せる蚊の飛ぶ音のように、

頼りない響きと、薄れゆく泣き声のようにも聞こえたようだった。



しかも、人ごみの中で姿を探し続けていた訳だが、

まるで私に悟られまいと近づいてくる陽炎のような気配しか出していない為、

真横に立たれるまで、まったくそれが伯母だとは感づくことさえ出来なかった。



いや、実は正直なところ、

その変わり果てた風貌こそが、一番の原因だったのかも知れない。



何とも弱々しく杖をつく姿からは、昔の面影は一切なく、

髪の毛や眉の欠片さえも見つけることが出来ないほどだったのだから・・・・・。



そんな今にも倒れこみそうな伯母を車の後部座席に乗せ、

食べたいものを尋ねると、意外な言葉が返ってきたのだった。



「久しぶりに、お肉を食べたかねぇ。」



てっきり私は、魚か野菜の和食系と思っていたのだが、

もうずいぶんと肉を口にしていないとのことだったので、

ゆっくり大きなソファで時間を過ごせるような店を選ぶことにした。



そこは幹線道路沿いにある大きな焼肉店で、

店前には広い駐車場が設けてある場所なのだが、

容赦なく降り注ぐ太陽を浴び、まるで砂漠を歩いているような錯覚を覚える。



店の入り口まで数十メートルの距離に車を停めたのだが、

扉を開けることが出来たのは、降車後、おそらく5分は経過していただろう。



そんな足取りの重さを気遣ってくれたのだろうか、

受け付けの女性は、出入り口に一番近い席を案内してくれた。



私は、あの事件があって以降、

牛肉を食すことが無くなってしまったので、

こんがり石焼きにされた辛口混ぜご飯を注文し、

伯母はロース肉の定食を指差し、昼どきで忙しなく動き回る店員に告げた。



母の姉であるこの伯母は、昔からよく働く女性であったと聞いてはいたが、

今、目の前で見る限り、そんな雰囲気はまるで感じとることは出来ないのだ。



テーブル越しに近況を語ってくれてはいるのだが、

ソファに浅く座り、体ごと前方に近づけなければ聞き取れない話し声は、

ランチどきで賑わう大通り沿いの繁盛店では、とても難しいことだった。



現実として受け止めるには、非常としか言い表す言葉が見つからないほど、

人間の自然の姿とは、到底思えないまでに、生気が無いのだから。。。。。



去年、法事で再会し言葉を交わした時まではあんなに元気だったのに、

訪れた病院で突然宣告された、いまや日本での断トツの死因となった病名。



その診断の後、

最新医療と謳われる治療の成れの果てが、この現状なのだ。



私の目の前に座る伯母は、

病院の度重なる検査を受けるまで、

あんなに元気な姿を見せてくれていたのに・・・・・



余命数ヶ月と宣告され、治療を始めた途端に、

歩くことも食事をすることも、やっとの思いでなければ出来なくなってしまった。



がん治療の最前線で働く医療従事者が、

なぜ自身が【癌】に侵された時に、一般の病院による治療を離れ、

薬など頼らず、自然な生活習慣を求める人が後を絶たないのだろうか・・・・・



もし私が、あの話をもっと早く聞いていたとしたら、

この伯母は、こんな変わり果てた姿にはなっていなかったのではないか?



なぜもっと早く、己の甘えを捨て、

広い世界を汲み取ることが出来なかったのかが、悔やまれて仕方がない。





きっと私は、将来宣告されるかも知れない【ガン】という人工病に対して、

儚いこの命を賭けて、間違いなく誓えることの出来る、唯一のことがある。





今の現代医療の仕組みの中では、

『抗がん剤治療』などは、絶対に受けることは無い!!!







そう、気付かせてくれた講演会。





以外と、きっかけなどは何処にでもあるもので、

それは今度の土曜日に私が主催させて頂くセミナーなのかも知れません。




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~ 『 大田篤 先生の講演会 』 のお知らせ ~         
                                             
 ベストセラー著書 「 何のためにあなたは生きているのですか 」     

   日付 : 2010年7月24日 ( 土曜日 )                   
   時間 : 13:00~17:00   
   場所 : 福岡市南区 ( 駅~徒歩1分 )                  
   会費 : 3500円
                                  

   定員まで、後わずかになりました。  
   お申し込み後に、場所をご連絡いたします。                       
   乳幼児、ご年配の方でも、ご参加可能予定です。
   様々な病状でお悩みの方、是非ご参加下さい。
   テーマは【ガン】に対してのみ、では決してありません。   

     参照記事>>> Ⅰ 『 革命家との出会い 』
            >>> Ⅱ 『 革命家part1 』
            >>> Ⅲ 『 革命家part2 』

                                       
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