よく覚えている。
それは、3月のこと。
例年ではこの頃にもなると、暖かい風と共に季節の移ろいを楽しめる。
だが、今年は春の訪れをなかなか実感できずに、寒い日が続いていた。
そんな冷たい雨の滴る夕暮れ時、福岡市南区にある市民センターだけは、
まだつぼみの堅いソメイヨシノも、満開になりそうなほど、
少し異様ともいえる、熱気で包まれていたのだから。
800人を収容出来るこのホールには、空席がわずかに残る程度。
それだけ大勢の人達が、会場から一斉に出てきた訳だから、無理もない。
みな出口付近で、今日行われた講演会の感想を言い合って、
なかなか建物から出ようとしないのだから、騒がしさも半端じゃなかった。
色々と聞こえてくるのだが、福岡県外から参加されている人も多く、
立ち話をしている人らは、一様にみな血色がよく、はしゃいでいる。
こんな不思議な光景に出会えるとは、夢にも思っていなかった。
そう、ついさっきまで。
時間を巻き戻すこと、4時間前。
昼食を済ませた私が、此処の場所に来るまでは・・・。
初めに講演会に誘われた時は、正直、非常に面倒だと感じていた。
結局は、付き合いのつもりで参加したのであったが、
新興宗教の集まりか、ネズミ講のお誘いかと思っていたのだから (・ε・`)
会場に到着し、まずは席を確保する。
ほどなくして開始時間になるのだが、周りを見渡すと、
事前に思っていたより大観衆だったので、少しびっくりする。
また、老若男女さまざまな顔ぶれが揃っていたことも、意外だった。
それともう一つ、感じたこと。
皆、暗~い表情をしているので、しっかりご飯を食べているのか心配になった。
私なんかは大飯喰ら~いなので、そんなに思い詰めた表情はしないぞ d(゚∀゚*)
あっ、そう言えば、この講演会のテーマって、何だったっけ!?
~~~ 21世紀の医学 ~~~
ゴメンナサイです 。゚(゚´Д`゚)゚。
きっと、病んでいる方々が、多く参加していることに気づいたのは、
この後、しばらくしてからでした。
第一部が、“A”先生のお話。
第二部が、“O”先生のお話。
そして第三部が、“A”&“O”先生方による『パネルディスカッション』。
まずは、“A”先生のお話。
このA”先生。
見た目も話し方も、民主党最高顧問のW部恒三氏と瓜二つ (゜Д゜;)
「え゛!?、写真見比べてみたけど、どっちがどっちなのか、判らないって??」
「だから、眼鏡してる方が○○氏、スーツ着てる方が○○氏だってば (;・∀・.) 」
実は“A”先生とは、新潟大学大学院教授“安保徹”先生。
Amazonで検索すると、驚くほど出てくる出版された本の数々 ヒー(゚A゚!!)
第一部の持ち時間は、1時間。
さすがは免疫学の権威だけあって、言葉の一つ一つに、重みがある。
気は感応するので、私のまぶたも引っ張られるように、重たくなる (-_ゞ..zZ
W部恒三氏の講演、聞いたことアル??
聞いたことない人は、こちら。
こんな感じが、1時間の間、ずぅぅぅぅぅっっっっっと、続きました (TдT)
分かるでしょ!! (^ΨΨ^)
安保先生が、とにかく言いたかったことは、「細胞よ、頑張れっ!!」って、こと。
じゃ、俺も。「サイ後まで、ボゥ~っとなりながらも、よく寝らずに頑張った♪」
こんな感じで第一部、終了っ。
これがあと、3時間弱も!? って考えていたら、
免疫がくるうほど働きそうになり、ひたすらこらえる (>с_<;)
第二部は、“O”先生。
なんとか「前の徹を踏まないようにと」、ただひたすらに願う。
やはり、願えば叶うもの。
“O”先生が話を始めた途端に、身体が起き上がる。
さっきまで、後方斜め45°の角度に保っていた、私の背骨が『ピーン』と。
“O”先生が話せば話すほど、今度は前のめりにならざるを得ないのだ。
隣の席では、うたた寝していた若者も起きだす。
いや、見渡すかぎり、皆が前のめりになって“O”先生の話を聞いているのだ。
恐らくこれだけ多くの人々が集まっているのは、この先生の話を聴くため??
「そんなこんな」で、あっという間に、1時間は過ぎ去ってしまった (゜ロ゜;
「何 !? そんなこんな」じゃ、分からないって ('A`)?
だって1時間の話を、ここに書いてたら、大変でしょ!!
そんな、免どぉ~な役は、ご勘弁をっ ヽ(*'0'*)ツ
そして残りは、第三部の『ディスカッション』。
不思議なもので、心配された安保教授の“スロートーク”が一転!!
例えるならば、絶妙な掛け合いで披露される漫才、かと思える程に。
決して、ふざけあっている訳ではなく、
二人は真剣に、21世紀の医学について、語り合っているのだ。
安保先生曰く、「“O”先生は、世界一のパワーの持ち主。」と、
賞賛するだけあって、まるでそのPOWERを与えられたかのように、
((( “ 活き活き ” )))と、してきたではないか!!
それはこの、800人収容の大ホールに集まった観衆の一人一人にまで。
“O”先生の語る、言葉の一つ一つがまるで【言霊】として発せられ、
会場中の前のめりになった【魂】と、感応し合うかのごとく伝わってくる。
言葉だけではなく想いが、相手の細胞の一つ一つを活性化することが出来る。
そう感じざるを得ない、自分がそこにいた。
手元にあるチラシに、もう一度、目をやる。
そこには、こう書かれていた。
【 気(エネルギー)医学の世界的トップリーダー 】
“ 地球と子供の未来を守るネットワーク 代表 大田篤 先生 ”
この方をひと言で表すとするなら、“ 革命家 ”が、妥当だと思う。
今、思い出せば、とても不思議な感覚だった。
嫌々ながら参加したはずの、講演会。
会場をあとにしようとする私と、これから始まろうとする第四部。
『 大田篤先生 単独による 癒しのセミナー 』
これから、どうしても南九州に行かなければならず、参加できない。
そう、悔やむ自分自身が、そこにいたのだから・・・
それから、2ヶ月後に訪れた、再会のチャンス!
熊本県荒尾市にて、これから行われるセミナー。
私の師である“ 革命家 ”とは、別の“ 革命家 ”が此処にいる。
そして、これから何が起こるのか、非常にワクワクしている自分がいた。
そう、
長い長い、この一日の幕を閉じるにふさわしく、
また、それと同時に、
これから始まろうとする、新しい世の幕開けが待っていたのだから・・・
・・・・・つづく
大渓水
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