アース神たちに、永遠の若さをもたらす林檎の果実。
その特別な果実を守る女神の名は『イズーナ』。
この女神を、危険にさらすのは誰?




お話しの始まり 『北欧神話 1』
前回のお話し  『女神イズーナの危機 10』




寒くてたまらない氷山から、何としても下りたいロキは、必死に考えました。

イズーナは、ちょっとお人よしなんだよ。もしかしたら、イズーナアースガルドの城壁の外に連れ出すことが出来るかもしれないぞ。その時にも、イズーナ林檎を持ってくるかもしれない。何しろイズーナは、いつも林檎の近くにいるか、林檎を持っているかのどちらかだからな。』



それを聞いた巨人のシアッシは、

『では、イズーナをアースガルドから上手く連れ出せ。ロキイズーナアースガルドから連れ出すことを、ユグドラシル(世界樹)にかけて誓え!誓うなら、お前をこの氷山から逃がしてやろう。』

と、大きな声で叫びました。



するとロキは、あっさりと、

『良いよ。お前が必ず俺をここから出すと誓うなら、いくらだって俺はユグドラシルの樹に誓うよ。』

そう答えました。



するとシアッシは再び大きなの姿に変身し、ロキを大きな両足の爪で掴むと、そのまま大空に飛び立ちました。

そしてヨーツンヘイム(巨人の国)とミッドガルド(人間の国・中つ国)の境の川を飛び越えて、鷲は、ロキミッドガルドの中央辺りに下したのです。

そこからロキは、アースガルドまで歩いて戻ったのでした。





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おしまい。