この記事は、穂吉のブログの「2012-08-01 16:41:53」にUPした『日本の神話79. ~第三部 天孫降臨~  =第三章 海幸彦と山幸彦=』という記事を再編成してUPしています。



最初のお話し 『日本の神話01』     前回のお話し 『日本の神話78』



 陸地へと戻ってきた山幸日子様は、急いで、兄の海幸日子(火照命(ほでりのみこと))の元を訪れました。

 山幸日子様は、海神の綿津見神に言われたように、

『この釣り針は、
「淤煩鉤(おぼち)(頭がぼんやりし)、
 須須鉤(すすち)(気持ちが逸(はや)り何をやっても上手く行かず)、
 貧鉤(まぢち)(どんどん貧しくなり)、
 宇流鉤(うるち)(愚かになる)。』

と唱えながら、釣り針を兄に後ろ手に返しました。

 釣り針を受け取った後、海幸日子はどんどん貧しくなり、これまで以上に荒々しい心を起こすようになっていきました。

 それとは反対に、どんどん栄えて行く弟の山幸日子様の領地を奪い取ろうと、海幸日子とうとう攻めて来たのでした。

 しかしこの時も、山幸日子様は海の神に教わった通り、塩盈珠(しおみつだま)(大波を起こす宝珠)と、塩乾珠(しおふるだま)(波を引かせる宝珠)を巧みにお使いになり、兄とその部下を平伏させました。

 やがて海幸日子は、弟の山幸日子様を昼夜に問わず守護し、この先ずっとお仕えすると約束したのでした。



ここまで読んでくださって、ありがとうございます。

おしまい。
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