この記事は、穂吉のブログの「2012-07-27 16:16:45」にUPした『日本の神話74. ~第三部 天孫降臨~  =第三章 海幸彦と山幸彦=』という記事を再編成してUPしています。



最初のお話し 『日本の神話01』     前回のお話し 『日本の神話73』



 ずっと夫の山幸日子様の曇った顔を見続けていると、豊玉毘売命様の不安もどんどん強くなってしまいました。悩んだ末に豊玉毘売命様は、父の海神、綿津見神様に事情を相談したのです。

『父上、山幸日子様が昨晩から塞ぎ込み、溜息ばかりをついておいでなのです。お声をおかけしようにも、どうしたら良いものか。』

 娘の余りに悲しげな顔を見た海神は、これは只事では無いと気づかれ、早速その訳を山幸日子様に尋ねたのでした。

『山幸日子様、娘が申すには、あなたは昨晩より溜息ばかりをおつきだとか。それは、いかなる理由があるのでしょう。もしや、この国へやって来られた理由と関係はあるのでしょうか。』

 この言葉を聞いた山幸日子様は、すでに義父は何もかも理解しているのかもしれないと思い、

『はい。仰る通りです。』

と、頷かれたのでした。



ここまで読んでくださって、ありがとうございます。

おしまい。
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