この記事は、穂吉のブログの「2012-07-09 16:09:46」にUPした『日本の神話56. ~第三部 天孫降臨~ =第一章 高千穂=』という記事を再編成してUPしています。
最初のお話し 『日本の神話01』 前回のお話し 『日本の神話55』
天照大御神様は、邇邇芸命(ににぎのみこと)様の供に猿田毘子神が加わるこ事に許可を出されました。
邇邇芸命様のご一行は、高天原を離れ雲を押し分けて進んでいきます。
やがて天浮橋(あめのうきはし)から浮島(うきしま)に立ち、筑紫(つくし)の日向(ひむか)の高千穂(たかちほ)の霊峰に降り立ったのでした。
邇邇芸命様の左右には、天忍日命(あめのおしひのみこと)と、天津久米命(あまつくめのみこと)が従われていらっしゃいます。
立派な靭(ゆぎ)を背負い、頭椎大刀(くぶつちのたち)を腰に下げ、聖なる弓をつがえた勇猛果敢な御二柱が、天孫、邇邇芸命様を守っています。
やがて大地に降り立った邇邇芸命様のそのお姿は、それはそれは気高く気品に満ちあふれ、まさに堂々たるものでした。
邇邇芸命様は、ゆっくりと高千穂の地を見渡しました。
その胸の内は、地上を統治する第一歩がここから始まるのだ、と感慨深き気持ちで溢れました。
『ここの北側には、朝鮮半島が。南には笠沙岬(かささのみさき)がある。朝日が差し込み、夕日も照る、なんと良き場所であろう。』
邇邇芸命様は、満足そうに頷いたのでした。
- 追 記 -
『高千穂』は、宮崎県北部に位置するとされています。
『頭椎大刀(くぶつちのたち)』とは、『柄(つか)』の上部で物を指したり、またそこの部分で叩いたりする為、丸く膨らんだ形状の大刀です。柄の先はまるで、握った拳のような形をしています。
『天忍日命(あめのおしひのみこと)』は、のちの「大友連(おおともの むらじ)」等の祖先とされています。
また『天津久米命(あまつくめのみこと)』は、「久米直(くめのあたい)」等の祖先とされています。
『笠沙岬(かささのみさき)』は、鹿児島県川辺郡笠沙町の野間岬のことのようです。
ここまで読んでくださって、ありがとうございます。
おしまい。

