この記事は、穂吉のブログの「2012-05-16 18:46:45」にUPした『日本の神話02 第一部 創世  第一章 世界の始まり』という記事を再編成してUPしています。



前回のお話し 『日本の神話01』




 先にお生まれの神々は、伊邪那岐様と伊邪那美様に国を創るように命じました。

 そして聖なる矛『天沼矛(あめのぬぼこ)』を授け、「ぐにゃぐにゃで頼りない国土をしっかりとしたものに創り直しなさい」と指示をだしたのでした。

 聖なる矛を受け取った二柱は、天浮橋(あめのうきはし)の上に立ちました。

 そして矛を下界に差して海の中をかき回しました。すると海水は、こおろこおろと音を立て回りました。

 暫らくかき回した後、二柱の神が矛を引き上げると、矛先から海水がポタポタと落ちました。

 するとしたたり落ちた海水は一つの場所に積もり固まり、島が出来たのです。

 これが世界で最初の島の誕生です。

 その島は海水が固まって出来た事から、『淤能碁呂島(おのごろじま)』と名付けられました。

 そしてこの島に降り立った二柱の神々は、ここに天まで届く聖なる柱『天御柱(あめのみはしら)』と広い宮殿を造りました。

 神々を生み出す結婚の儀式の為には、柱と宮殿が必要だからです。



~ 本日は、ここまで ~



ここまで読んでくださって、誠にありがとうございました。

おしまいっ
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