化学教育の問題点 | 大学受験対策のプロ

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特に、化学や日本史を克服するにはどうすればいいのかを中心に、受験全般の話題も取り扱っています。

佐世保での化学教育の大きな問題点は、
学校で習う事がそのまま受験対策に
直結していない所だと自分は思います。

これは自分自身が高校生の頃に
実感したことでもあります。

自分の場合は、浪人して大手予備校で
授業を受けたので全国レベルになりましたが
高校での授業と受験対策の授業では
こんなにも違っているのかと驚嘆しました。

それからもう20年経ちますが、
久しぶりに地元に帰ってきて
高校生達をここ数年教えてみて、
改めて実感したのは、
やはりあの頃から20年経っても
学校での化学教育は
ほとんど改善されていない、ということです。

英語や数学などは
学校で習う事の延長線上に
受験対策があるように思いますが、
化学に関しては、
学校教育と受験対策は別物のように思います。

そのため、学校の定期テストでそれなりに
高得点が取れる生徒でも
受験問題になると全く歯が立たない
という事態がよく起こっています。

これは、日本史に関しても
全く同じ事が言えます。

高校で習う日本史と
センター(共通テスト)対策の日本史は
一見似ているように見えて
全く異質なモノだと自分は思います。

マーク対策の日本史授業については
昨年は開講しましたが、
今年は授業枠の都合で開講する予定がありません。

しかし、個人的には化学と日本史の授業こそ
佐世保でやる意味が大いにあるように思っています。

ちなみにこの1年受講してくれた生徒達の中には
化学でも日本史でも9割超えを達成した生徒がいます。

化学や日本史に関しては、
学校で習う勉強では受験に通用しないため、
難関大志望者の生徒達の多くは受験に失敗し、
浪人して大手予備校でこれらの科目を克服して
志望大学に合格するというのが
佐世保の高校生の現状なのです。

もちろん映像授業などを受講して
自力で克服する高校生もいますが
そういう生徒は全体の数パーセントに過ぎません。

多くの高校生達には、
解き方のコツなどを直接教えて貰える環境が
まずは必要だと感じます。

化学に関しては(センター日本史も)
受験用の対策をしてくれる人がいない
というのが、佐世保での問題点だと思います。