大法輪寺は強制的な寄付はないが、自発的な寄付はありがたく頂きます。以前、全国に営業所がある某会社の社長から大口の寄付の申し出があった。


その時に私は『名前は公表しないが、寺の記録と神仏と私の記憶に残ります。それに本山のように特別扱いはまるでなく、一般の方と区別はありません』


社長は苦笑いして帰られ、後日寄付の申し出が白紙になった。この事を総代に伝えると「住職、もったいない事をしましたね」と言われたが『いや、もったいない事をしたのは、社長さんの方ですよ』


寺での初盆が続き、スタッフもてんてこ舞い。今回は隣接するマンション駐車場に駐車した参列者がおられ、スタッフは先ずはドライバー探しに走りまわった。


境内地の駐車場は空きもあり、ドライバーの勘違い駐車だったが、駐車場使用者に待っていただく時間は長く感じた事だろう。一日のお参りが終わり謝罪に伺う。


早速、寺務所で注意版を作成し、法事開始時に先ずは駐車場所の確認をするという対策をとる事にした。連日200〜500人のお参りがあり、スタッフが「食事を作る時間がない」との嘆きを聞き、今日の昼は気持ちを入れ替えられる様、全員半額ピザで元気をつける事にした。


コメントにもあったが、葬儀後のお礼参りに通された部屋には、葬儀を執り行った施主名とお布施の金額を貼り出す寺もある。


掲示されている金額よりも少なかった施主は、再度出直して包み直すという。住職はお布施の額を減らさない為の策なのであろうが、宗祖が知ったら即「破門」でしょうね。


総代はいったい何をしているのか!寺院の存続に関わる重大問題と受け止めないのか。寺や住職を育てるのは檀家であり、その代表が役員・総代なのです。イエスマンばかりでは衰退の一途をたどるでしょう。