仏壇閉眼の依頼

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明日は別府別院で彼岸明けの法要。境内に咲いている黄色の彼岸花が、参詣者をお迎えする。

仏壇閉眼の依頼があり伺った。なんと木造三階建の旅館であり、築後百年以上経過している文化財的建築物なのだ。これを解体する前に仏壇を処分するというのだが、古くて一間もある立派な仏壇に驚く。

昔は大きくて立派な仏壇であれば家や商売が栄えている証であり、競って職人に作らせたという。この家には二つの仏壇があり、お経の後は御本尊や掛け軸を取り外した。

昔の仏壇には意外な隠し扉があり、「ご先祖様が護ってくれる」と、重要な書類や宝石それに現金をここに隠した。施主に『からくりの扉があったりするので注意してね』出てくると嬉しいですね。
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県外から納骨堂の相談。現在お付き合いしている寺院の境内地に納骨堂があり、そこから当寺の納骨堂に改葬したいという。相談者をそこまで追いつめた理由は、いったい何だったのか。

納骨堂には多くの納骨壇があり、檀家数もそこそこある。だがいつも鍵が閉まっているため、事前に電話連絡をして開けてもらう。それも留守だったら、お参りは断念しなければならないという。

管理費は少々高めであり、何のために管理費を徴収しているのか。ひょっとして、自分の生活費に充てているのかもしれない。相談の結果、離檀をして改葬する事となった。
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お彼岸のお中日は、大分別院で法要。全ての行事が15時からなので、当日も法事を入れている。その合間に大分県立美術館で開催されている“毎日書道展”に立ち寄った。

皆さん力作であり、この作品に至るまで『何枚書いたのだろう』それに『この線の流れからすると、高価な筆なんだろうなぁ』と拝見した。

最近の傾向として、「書く」ではなく「描く」が多く見受けられ、まるで読むことができない。芸術作品といえばそうなのだが、書道を超えた作品だけに評価もいろいろ。

以前、絵画で有名な工藤和男先生(創元会会長  日展会員)の作品を拝見したが、漁師が力強く働いている作品に感動。なにがそこまで感動させるのかというと、美術館に居ながら潮の香りがするのだ。

私の勝手な想像だが、作品は両眼から脳に入り、時間をかけて心まで達した時に「香り」となるのだろうか。そこまでの作品は生涯、そう巡り会うものではない。

感動はエネルギーに変化する。皆さん、美術館に足を運びましょう。
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