観光地には必ずと言っていいほど、一見「修行僧かな?」という人を見かける。おかげ横丁には二人の修行僧がおり、側に行って確かめた。


手前の男性は小声で確かなお経を唱えており、本者か偽者かの判断は難しい。50m離れた位置に立っていた若い女性は無言で全くの偽者。共に私が近づくと「こいつは本者だ」と感じただろう。


托鉢をする修行僧は乞食(こつじき)というが、他人に物乞いをして生活する者は乞食(こじき)。この差は大きい。