学生時代の同級生であり、寺の跡取り息子だったAくん。卒業をして実家に戻り住職(父親)に「跡を継ぐからクラウンを買ってくれ」と要求した。


田舎の寺で檀家も少なく、無理な要求を受けるか跳ね除けるか、近隣の寺院で話題となり注目された。結果は「こんなバカ息子では寺がつぶれる」と住職は判断。


寺はニ男が継いだが、現在のところAくん(70歳)は所在不明で音信不通。もし私がいま会えたら『あの時の言動を、今となっては悔やんでいないか?』と問いかけてみたい。