今日は彼岸の入りで、本院での法要が行われた。毎回この時は「六波羅蜜」の法話をさせてもらうが、誰にでも理解できる内容を心がける。

今日は初日なので「布施」の修行だが、布施の反対はケチ。倹約でのケチはいいが、他人から指差されるケチは困る。今回は六波羅蜜の反対を解説した方が、相手に伝わりやすいと考えた。

二日目の「持戒」の反対は、言ってる事とやってる事が違い、約束を守らない。

三日目の「忍辱」の反対は、耐えることなく、短気でヒステリック。

四日目は、修行期間の中日であり、先祖に感謝する日。

五日目の「精進」の反対は、努力をしないで、なまけ者。

六日目の「禅定」の反対は、自己の反省がなく、落ち着きがない。

七日目の「智慧」の反対は、品性がなく人に対して“ねたみ”“そねみ”“うらみ”を抱く。

『皆さまは、この中の一つでも思いあたる事はありませんか?次の春彼岸までに、一つでもいいから克服しましょう。それが先祖に対する供養であり、お供え物です』皆さん、うなずいていました。