お参りに来られた方の名前をうかがうと、若い子に似合わない名前であり『なんか昔の名前だね』と失礼だがつい言ってしまった。
隣にいたお婆ちゃんが「この名前をつけたら、幸せになると言われたのですが、なぜか不幸続きの人生です」
どこかの住職が「この中から選びなさい」と、いくつか候補にあげた名前を聞いたが、全てが古くさい名前に笑ってしまった。おそらく年配の住職で、好きだった往年のスターの名を連ねたのかなと想像させられた。
中には姓名判断が好きな住職もおられ、文字を占い最高に幸せな名前を命名したかもしれない。はたして名前だけで、一生の人生が決まるのだろうか、私には疑問だ。
芸能人もスポーツ選手も、“げんかつぎ”でたびたび改名する人がおり、それを機に奮起していい結果を招くこともある。自分を変えるきっかけと受け止めればいい。