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大分別院で法事があり、ちょっと早めに入ると納骨の相談者があった。実は今日一日だけで、同じ内容の相談を二件受けた。

「主人が入っている墓には入らないで、ここの納骨堂に入りたいのです」

一件はご主人が先立たれ、ご主人の実家の墓に納骨している。もう一件はご主人は健在であり、主人の了解を得ているという。

墓に入りたくない理由はいろいろであり、嫁ぎ先が嫌いが圧倒的に多い。次はご主人との仲が悪く、離婚しないまでも死んでまでも一緒に居たくない。

最近増えたのが、墓は暗くて嫌いな虫と一緒にいるのが嫌だ。その点、納骨堂はいつも掃除をしてキレイだし、お経もあがる。

皆さんの気持ちは大いに理解できる。だが死んで重要なのは魂の存在であり、遺骨はそこまで神経質にならなくてもいいと思う。

でもそれらが理解できたとしても、亡骸は「主人と一緒にして欲しくない」なのです。了解しました。あなたが納得するやり方を共に考えましょう。