先日見学した東京 雅叙園の“ひな祭り”は感動の連続だったが、本院も“ひな祭り”バージョンであり、参拝者を楽しませている。
本堂には積み木の“ひな壇”を飾っているが、これは今から30年前に偶然みつけた当寺の宝です。
知的障害者の作品展があり、坊守と共に会場にうかがった。その作品の中に、この“ひな壇”があり『探していたのはこれだ!』と私たちは喜んだ。
無理を承知で『ぜひ譲ってください』とお願いすると「これは行き先が決まっています」再度お願いすると「いつになるか分からないですよ」
数ヶ月後に送られてきたが、制作した知的障害者は「恨み」「妬み」「そしり」という醜い心がない天使。この“ひな壇”は寺宝として、大事にしていきます。