墓じまいのお経なのだが、ご主人が草刈機を担ぎ草を刈りながら山道を登った。国東半島の山中にある墓だが、今後のことを考えて当寺の納骨堂に御遺骨は納められる。
「以前はこの周りにたくさんのお墓があったのですが、今は皆さん処分をしました」と施主はいうが、よく見ると確かに墓の基礎や土台が残っている。改葬と同時に、お世話になった菩提寺も離檀したのだろうか。
午後は安心院町で墓参り。ここも山中にあり、誰もお参りする人はいない。土葬だった時代は、ここまでお参りをする事はなかったと思う。魂の存在を重んじていたのでしょう。
【今日という日は 残りの人生の最初の一日】