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まだまだ桜はツボミですね。当寺は本院も別院も桜だらけです。


初七日のあとは精進落とし膳。若い方が多かったので、皆さん初対面でありながら話しに盛りあがった。『なにか質問ありますか?』といつもの言葉。


今回は反応が早かった。「お経は漢字ばかりでなにを言っているのか理解できない。」確かに理解できないでしょう。でも理解できないが心地よい気分になれて、賛美歌と同じなにかありがたいと感じる。


内容は漢字だけに非常に難解。詳しく学びたかったら、書店に行けば翻訳された仏教書が多く出版されている。


お経は本来、お唱えするためにあるのではない。私たちの人生の教科書として、釈迦が命がけで説かれた尊い教え。それを八正道という。(正しく見・正しく思い・正しく語り・正しく仕事をなし・正しく生き・正しく道に精進し・正しく念じ・正しく禅定をする)


坂村真民さんのお言葉

【どんな人でも何か人のためにできやせんかという、その辺が一番大事ですな。

それがその人を生かすんです。
人のためにしようと思ったら、必ず目に見えない力が出てきて助けてくれる。それがおかげですね。

お釈迦さんは亡くなる時に、
「すべてのものはうつりゆく おこたらず つとめよ」といって亡くなられた。
お釈迦さんは人にできんことをいわれたんじゃない。やろうと思えば誰でもできることです。
しかし、これが難しい。怠らず努める。一事貫行です。

僕はお釈迦さんの言葉が好きでしてね。この言葉通りの人生を これからも歩んでいこうと思います。】