お参りの途中、豚を乗せたトラックが横を走っていた。
信号待ちの時に豚ちゃんの顔を見ていた
『豚ちゃん、あなたは人間に食べられる為に生まれてきたの?』
今から死ぬとは、誰も思っていないだろう。
親兄弟がいるだろうに・・・無性に泣けてきた。
私が肉を食べない訳は『かわいそう』『気持ち悪い』ただそれだけの事。
家内も肉嫌いなので救われた。
だが「肉が嫌いなら本物の坊さんですね」と、言われた事があるが私はそう思わない。
出家者は出されたものを、何でもありがたく食するのが本当だ。
私はただ修行の足りない我ままなのです。