「流産した子の供養をお願いします」とお参りに来られた。

遺骨は当寺が預かっており、時々お参りに来られる若い女性。
 

乳飲み子と一緒に来られ、授乳しながらのお経だ。

だがお経を途中で止め、遺骨を授乳のような形で抱かせた。
 

一回も母乳を飲むことがなかった寂しさと、一回も母乳を与えることができなかった無念さを感じたのだ。

今は抱いている赤ちゃんに二人分の愛情を注いでおります。