坊主が吠える がくほう独り言


「ご祈願をお願いします」と東京から若いご夫婦が来られた。

二人で不動をハグし祈願する。


 若妻に『男は幾つになっても子どもだから心を広く持ちなさい』と自分の体験談?を話した。

ちなみに当寺の坊守は心も身体もかなり広いです!



 県外から「居酒屋を始めるのですが」とご家族で相談に来られた。

時期が悪すぎる。

話を聞くと人を雇わなければいけない広さ。

もちろん広ければ仕入れの料も多くなる。


 商売はいかに経費をかけないかという事だ。

カウンターに数人座れる小店舗が望ましいのだが。

家族は反対だが本人はヤル気満々。

『みなさん、やらせてあげましょう』と私は彼の背中をおした。



 若い内の挫折は人間形成に必要だが、正しい判断をするときはチョット立ち止まり人の意見を聞くこと。

正しいという字は一寸(ちょっと)止まると書く。(一+止)