次に彼女と再会したのは、運送会社の忘年会だった。
旅行が終わってからの数ヶ月間、何度か電話で声を聞くことはあったが、それはあくまで仕事の延長のようなものだった。
たわいもない仕事の話が中心だったが、彼女の声が聞こえるたびに、心のどこかがざわつくのを感じていた。
忘年会で彼女と顔を合わせるのは久しぶりで、その瞬間、何かが変わってしまったかのように、微妙に距離を取ってしまった。
私の席は会場の真ん中、自分の社長の横だったが、彼女はステージから一番遠い会場の端に座っていた。
彼女の姿は遠くにあったが、その存在を強く意識していた。
お酒をつくる場面が訪れた時、彼女はステージの端の方でその役割を果たしていた。
私も自然とその場に足を運び、二人の距離が徐々に近づいていった。
最初はぎこちなかったが、少しずつ旅行の時のように話せるようになり、彼女と再び自然な会話を取り戻すことができた。
忘年会の席で再び彼女と話すことで、心に残っていた思い出が再び鮮やかに蘇り、彼女の存在が自分にとって特別であることを改めて感じた。