前回の続きです。
なぜ、薄さんは普通程度の汚職で逮捕されたか。
かつて薄さんは大連市市長でした。
その頃薄さんは大連市民の生活改善に尽力し、
結果大連市を大きく発展させ生活を豊かにしました。
当然ながら市民からは愛され親しまれる市長になり
ました。
その後、今の重慶市の市長として抜擢され、重慶で
も市民生活の改善に奔走する、中国政府の中では
極めてめ数少ない庶民派市長として絶大な人気を
得ていました。
重慶での具体的な改善は、住宅建設だったそです。
多くの家のない人たちに住む場所を提供し、安心し
て暮らせる環境を作っていたそうです。
薄さんは根っからの庶民派市長として活動し、かつ
その溢れる才能で中央にも進出し、時期主席の一人
とも目されるようになったわけですが・・・。
それがいけなかった。
中央の実力者たちは一般庶民になど興味はない。
市民生活がどうなっていようと知ったことではない。
しかも才能豊かで人気があるなんて危険極まりない。
薄さんの思考と中央の実力者たちの思考は全くの
正反対です。
庶民から絶大な人気を得ている薄さんは、まるでか
つての毛沢東のような印象です。
薄さんが頑張って実績を上げると、他の中央の実力
者たちの無能さが露呈します。
才能、実績そして毛沢東のような人気、どれもが中央
の実力者たちには気に入らない。
特に毛沢東的なところは危険も恐怖も感じるところです。
実は、中国中央の役人政治家が実力者になる、主席
の一人としてそのポストを手に入れるまでは、とにかく
静かにしていなければならないのです。
どんなに優秀でも目立たず、嫉妬の対象にならず、波
風立てず、おとなしくしてその日が来るまで待つのみな
のです。
今の習近平さんも、ジッと我慢して堪えてトップに立ち
ました。
習さんもまた相当優秀な人らしいですが、今でも決して
一人だけ目立つことや無茶はしません。
きちっと根回ししてから行動します。
そうしないと、今からでも簡単に失脚してしまいます。
逆にやり過ぎて3度失脚させられ、その度に敗者復活
し4度目にしてトップに立ったのが登小平さんだったそ
うです。
ちゃんとバックアップしてくれる強い人脈があったので
トップに立てたのですが、普通は無理ですね。
才能忍耐実力実績人気嫉妬信頼背信人脈汚職・・・
能ある鷹は爪も才能も人気も実績も汚職も愛人も何も
かも隠して信頼と人脈を蓄積してトップを目指すのです。
そして何も隠さず、才能を発揮し人気を得過ぎた博さん
に嫉妬と恐怖覚えた中央の実力者たちが薄さんを警察
に売って、自分たちの安泰を確保した。
と言うことです。
中枢中央の闇は嫉妬と恐怖から生れるものなんですね。
日本もアメリカも同じです。
薄さんの裁判はどうなますかね。
少なくとも大連と重慶の市民は帰りを待っているはずです。
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この作者は天才かと思えるほど面白かった。
情報収集力とその分析と判断力は他に類を見ない鋭さを持ち、
明晰な論理と説得力の明快さに清々しく快感を覚える。
そしてまた読みたくなる。
タイトルの内容は間違いなく現実かしていると思います。