私がアルコール依存症の治療で精神科病院に入院した時は、治療プログラムの中で「アルコール依存症者の平均寿命は53歳です。」と教えられました。

 

20代でアルコール依存症になる人もいれば、

70代でアルコール依存症と診断される人もいます。

 

ある人は酒の飲み過ぎで25歳で亡くなりますし、ある人は酒の飲み過ぎで75歳で亡くなります。

 

平均寿命が53歳とは、医療機関がアルコール依存症患者の予後を調べた結果、平均が53歳であったという事であくまでも目安だといえます。

 

しかし日本人男性の平均寿命は81歳。

アルコール依存症の男性の寿命は平均より28年も早くなります。


人が生まれて命を終えるまでの期待時間、

81年よりも28年早い。


これはアルコールの過剰摂取により様々な病気を合併、併発していくためです。

 

 

◆ アルコール依存症の主な合併症・死因

肝硬変、肝がん

膵炎 食堂静脈瘤破裂

心疾患(心筋症、高血圧)

脳出血、脳萎縮、認知症

事故や自殺(転倒、溺死、服薬過剰など)

栄養失調、免疫力低下による感染症


アルコール依存症では実に多くの病気を併発し寿命が短くなるのですが、問題は何なのでしょう。


アルコール依存症で断酒6年の私が考えるのは、


人は酒で早死にするために生まれて来たのではない。ということなのです。


アルコールはキングオブドラッグです。

お酒は薬物の王様です。


人は重度アルコール依存症になった時、

「酒で命を終わらせられるのなら。」と悲壮感を漂わせて大真面目に言うのですが。


それはお酒が言わせています。