お酒をやめて5年。


酒を飲んでた時は寿司屋で、

酒をやめてからは寿司屋ではない仕事。


自分の人生をわかりやすいと感じている。


    

8月に転職しました。
アルコール依存症の治療後、
その後の生活が不安という方に向け、
転職体験を書きました。

過去記事と被るし
長い記事なので
とお断りしておきます。



寿司屋をしていた5年前に重度アルコール依存症で精神科病院に入院した。


退院後には寿司屋を閉めて、ハローワークで転職先を探した。


体力の回復と、リハビリの感覚で食品加工会社に人生初の転職をした。


同じ頃に、現在も所属しているアルコール依存症からの回復を目指す人たちが集まる自助グループ、N断酒会に入会した。


まったく収入なし。

寿司屋の借り入れ金の返済も猶予してもらう。


お金のことで悩むことが多かったのだが、当時は困るたびに必要なだけ、いわれのないお金が舞い込んできた。


スピリチュアルなことで言えば、宇宙銀行という所から必要なお金を振り込んで貰っていた。


転職した食品加工会社では、令和の時代に暴力、暴言、ハラスメントで会社を維持しようとするブラック企業で勤めることの大変さを肌で体験できた。


しかし業務がチカラ仕事だったため、アルコール依存症でブヨブヨの役立たずだった体を、人並みの健康体にする事ができた。


ある日、「社員の対応がおかしい。」と文句をつけて、食品加工会社はパタリと辞めた。


「こんな会社、早くやめなければ。」と思い続けていたら実現したのは良かったけれど、次の就職先を決めないまま辞めたから、あまり良くはなかった。


「何処で働こうか?」辞めた翌日に考え始めたらスマホが鳴った📱


電話の相手

「介護の仕事に興味はありませんか?」


私は何故タイミングよく転職の電話が掛かってきたのかと「????。」困惑した。


しかし(新たな職場を探し始めるところだし。)と、転職サイトの代理人(エージェント)の話を聞くことにした。


1年後とかでも、転職サイトから電話がかかる仕組み


あとでエージェントが教えてくれた。


どうやら私は食品加工会社勤務時代に介護職の情報を求め、スマホで介護専門転職サイトに登録をしていた。 

スマホには転職サイトの広告が出てくるようになっていた。

登録したことを忘れていたが、会社を辞めた夜、たまたま目にしたスマホの同じ転職サイトの広告をタップした。

登録した転職サイトは登録者が広告を再タップすると通知される仕組みになっていた(2020年)。


そういうトリックがある事を知らなかった私は、当時『渡りに船』かの様に感じ、介護職へ転職の気持ちを強めていった。


介護職へ転職


私が転職した介護施設は介護老人保険施設だった。「老健」と呼ばれる。


「老健」は3ヶ月から半年を目処に、自宅に帰れない要介護1以上の高齢者が、主にリハビリをして自宅に復帰することを目指す施設だ。


ショートステイの機能も持ち、医師、看護師も常勤していて看取りまで出来る。


似た名前に介護老人福祉施設という「特養」と呼ばれる施設があるが、老健と特養では施設サービスの提供内容が違う。


他にも、有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)、養護老人ホーム、デイサービス、訪問介護、ナーシングホーム、グループホーム。


など高齢者介護にはたくさんの種類の施設があるのだが、私が就職したのは「老健」だった。



介護老人保険施設「老健」に勤めた


「老健」はリハビリをして在宅復帰を目指す。


介護士だけで数十人在籍している。

病院ではないが、医師がいて看護師がいる。

そのほかにも理学療法士など、多職種の職員がいる。


たくさんの専門職が働く介護施設に、何の資格もたないど素人の、元寿司屋でアルコール依存症、中年オヤジの私が入職した。


以前にも書いたことがあるが、

ある方に「老健は看護師が幅を利かす施設です。頑張ってください。」とアドバイスいただいたが、その言葉はいつも頭の片隅にあった。


「はい。」としか返事をしないつもりで、先輩介護士や看護師に、介護の仕事を教えてもらった。


お風呂の介助の時、先輩介護士に「このポンコツ、ポンコツ」と連呼された時のことは忘れられないままでいる。


介護士になって半年になったころ、夜勤をやらせてもらった時は、夜勤介護の大変さと、自分の知識不足、経験不足を痛感させてもらった。


知識量の差、施設内でやるべき仕事の差から、看護師優位の職場なのが「老健」だと感じ続けたが、夜勤の時に看護師に教えてもらった仕事や知識はありがたいものだった。


初任者研修、実務者研修と介護福祉士


介護士になり2年が近づく頃、「介護実務経験3年」と「介護福祉士実務者研修」を修了すると、国家資格である介護福祉士の受験資格が整うことがわかった。


体感で8割の人が「介護職員初任者研修」を修了して中途採用の新人介護士になるのに、未経験で介護士になった私は結局、初任者研修を受けることはなかった。


ただ、3〜6万円掛かる「初任者研修」だが、介護の基礎を修得して入職するのは損ではないと感じている。


介護福祉士資格を持たない先輩介護士も、3年を過ぎると受験して介護福祉士になっていった。


『実務者研修を修了して時期(3年実務)が来れば、受験資格を得られる』ウインク

『資格を取得すれば、資格手当が貰える』びっくり

『介護福祉士になれば、介護関係で就職無双できる』ニヤリ


↑これらの事を魅力に思い、受験に向けて動き出そうと決めた。


実務者研修の受講


実務者研修はスクールに通った。


前段階では『スクール費用、130,000円の捻出』『スクールへの申し込み』『ハローワークで半額から7割になる補助金の申請』など面倒くさい手続きをした。


スクーリング前のテスト提出。

全7日、休みを潰してスクールで研修を受け、実務者研修を修了できた。


介護福祉士資格を目指す。


結果受かってしまったが、


合格率の高い、国家資格『介護福祉士』への勉強は、私にとっては難しいチャレンジだと予想できた。


学歴は低い、数年前まで寿司屋の親父、加齢とアルコール依存症で記憶力の低下を自覚していたからだった。


私は本を読んでの受験勉強は無理だと思い、早々にスマホに過去問アプリを入れた。


無料アプリから試したが、広告が入ってしまうのが嫌だったから、広告無しの過去問アプリを380円くらい課金した。


このアプリが非常に良かった。

時間が出来た時にスマホで過去問アプリに向かい続けた。


わからない問題はそのままスマホで検索口笛

理解したつもりになるウインク

翌日に忘れてるガーン

繰り返し過去問するプンプン


想像通り、私の記憶力はかなり落ちていて、1年近く過去問アプリの問題と睨めっこした。


経験のある介護士さんや、普通の人なら3ヶ月ほどだろう受験勉強を、人には言わずヒッソリと1年やっていた。


介護福祉士になり転職する


2024年1月。

第36回介護福祉士試験に合格し、5月に登録された。


私は転職したいと思っていた。

理由は主に2つだった。


一つは、勤めていた「老健」では、やはり看護師優位が目立ちすぎ、介護士の専門性が磨かれていかないという点があったから。


もう一つは、違う福祉の現場で働き、より幅広い福祉を必要とする人と関わりを持ちたいという私の希望だった。


5月、私は再度、介護転職サイトに登録した。


8月から転職した


転職サイトのエージェントから、私の希望に沿った施設への仲介があった。


同じ種類の2つの施設を面接して、1箇所は落ちたキョロキョロ

でも良いことだと思った。


縁のない場所には繋がらないように、余計な時間を使わないように、調整してもらえただけだ。


私はこれまでの高齢者介護施設ではない、支援施設で働きだした。


しばらく夜勤から離れられると予想していたが、貰ったシフト表には今月の終わりにもう夜勤が2回組まれていた。


覚えることだらけで、気持ちを持って仕事に臨まなければと思っている。


短くまとめ


YOUは何しに日本へ?

という番組があります。

外国人観光客に聞く番組です。


アルコール依存症から回復を目指す私は、

自分に問いかけています。


私は何しに日本へ生まれてきたの?と。