我利我利亡者 | 富山県のイラストレーターブログ

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富山県で絵描きとして活動中のだいごろうのアート作品ブログ。

 

 

 

「我利我利亡者(がりがりもうじゃ)」

 

こんな言葉、聞いたことないから、

造語だろ?って思ったら、ふつうに辞典にあるらしい(汗)

それも明治以降からある言葉だってさ。びっくりした。

 

 

 

 

まぁ、最近は、そうそう俺の前に現れなくなったけど、

やっぱり世の中には、いるんだよね・・・。

 

相手「絵を描いてほしいです!」

 

俺「ご予算は?」

 

相手「・・・。」(無言のまま立ち去る)

 

みたいなね(汗)

 

下手に「知り合い」という間柄の人たちこそ、

「タダで描いて!」と言ってくることがある(汗)

もちろんお断りするけど。

 

タダで絵を描いて欲しい人って、お金出したくない人なんですよね。

なのに、断られたら捨て台詞のように「ケチ」って言われるんだけど

「どっちが!?」ってツッコミたくなる(汗)

 

俺に「タダで描いて」ってお願いする行為は、

俺が「絵は描かないけどお金ください」って

その人にお願いするのと同じことなんだけどな(汗)

 

 

 

やっぱり「絵なんて」と思っている人がいるんだよね。

「絵なんて1歳児でも描ける」。

それは、真実だ。

なんだったら、動物にも描けるし、最近ではAIでも描ける。

もちろん、絵のレベルやタッチはそれぞれ違うんだけど。

 

近年、絵がうまい人たちが、ネットの世界に溢れかえっている。

 

プロだけじゃなく、アマの人たちもいる。

プロ顔負けに、うまい人たちが「趣味で」描いているんだから、

プロの人たちは、たまったもんじゃない。

そういう人たちがネットで

「リクエストありますか? タダで描きますよ?」って

趣味の延長とばかりに、無料で描いちゃってるんだよね(汗)

そうなると、そのアマより絵のレベルが低いプロたちを

「そのレベルで、金とってるの?」

「それでプロなの?」

という目で見られるようになっている、現状・・・。

twitterでも

「だれかタダで絵を描いてくれ」ってツイートに対して、

普通に、うまい絵を描くアマがホイホイと描いてあげちゃってる(汗)

 

だから、絵の価値が、人それぞれ違ってくる。

タダですごい絵を手に入れられる人にとって、

絵は、タダ以上の価値を持っていない。

 

「そいつらより絵が下手なお前が悪い」と

言われるのも仕方ないけど、

ぶっちゃけ、絵がうまくなくてもプロにはなれる・・・(汗)

うまいアマたちがプロにならないのは、

本当に、そういう気が無いだけか、自信がないだけか、

いろいろ事情や考えがあってのことだ。

だからって、

「うまい人たちがプロを名乗ってないんだから、

下手なお前はプロを名乗るな」

という理屈は、おかしい。

 

ほかのプロの人たちが、

どういう考えでプロを名乗っているか分からないし、

アマの人たちが、

どういう考えでプロにならないのかは知らん。

 

でも、俺は・・・俺のことは俺が決める。

俺の夢は、俺が叶える。

異を唱える人たちは去ってくれて構わない。

応援する人たちだけ残ればいい。

そして、応援する人たちを増やしていくために、

俺は、誰かと比べるのではなく、

自分自身に負けないように、精進していく。

もっと絵を描きたいし、もっとうまくなりたいから。