アメリカでは現地時間11月3日、中間選挙の投票が行われました。
日本では今日、その動向が大きなニュースになっています。

株式市場に目を向けると、米国のAI関連銘柄の下落を受け、日本でもAI・半導体関連株が売られ、日経平均は大幅に下落しています。

日経平均を見るたびに思うこと

最近の日経平均を見ていると、AI関連の一部の銘柄に振り回されすぎではないかと思います。

もちろん、その分野の企業が日本経済の一翼を担っていることはわかります。
ただ、一部の銘柄の値動きで指数全体が大きく上下すると、それを「日本の株式市場」として見ていていいのだろうか、と。

日本株全体の動きを伝えるなら、日経平均225よりもTOPIXを中心に取り上げた方がいいのではないか。
日々、そんなことを思っています。

上場することの意味

政府が投資を後押ししてきたことや、昨今の株式市場の活況もあり、株式投資がずいぶん身近になりました。

投資家の関心が高まる一方で、東証から上場企業に求められる対応も増えています。
株主保護や情報開示、企業統治。会社としてきちんと対応すべきことではありますが、
内側でそれを担う人たちの負荷は小さくありません。

昔は、会社を上場させることが、創業者や株主にとって一つのステイタスだったように思います。
私はこれまで何社かの上場企業に在籍し、決算にも関わってきました。
その立場から感じるのは、要求水準がどんどん高くなっているということです。

上場には資金調達や信用力などのメリットがあります。
ただ、それに対して、上場を維持するための対応負荷が格段に増えている。

実務を担っていると、「ここまで対応して、上場している意義って何なのだろう」と思うこともあります。

株主総会のあのプレッシャー

かつて、上場企業の取締役として株主総会に出席したこともあります。

あれは相当なプレッシャーでした。
決算に関わる実務とはまた違う、株主の皆さんの前に役員として座る重さがありました。

今はその立場から離れていますが、ふと以前関わった会社のニュースを見ると、
株主提案を受け、否決はしたものの、株主からの厳しい監視の目にさらされているようです。

株主から経営を問われるのは、上場企業として当然のことなのでしょう。
それでも、あの席に座ったことがある身としては、対応する側の大変さもつい考えてしまいます。

今は、自分たちのための管理体制づくり

今は、海外にも展開している中小企業で、社長のそばで仕事をしています。

内部統制や管理面では、これから整えていくことがまだまだあります。
やるべきことはたくさんありますが、以前とは気持ちの持ち方が違います。

上場していないので、自分たちが会社の状況をきちんと把握し経営に役立てるために、必要な管理を強化していけばいい。

社長のそばで、何が必要かを考えながら形にしていく。
管理面を整える目的が、自分の中でもすっと腹に落ちる感じがあります。

やることが少ないわけではありませんが、気分的にはずいぶん楽です。
今日の相場のニュースを眺めながら、そんなことを考えていました。