中学受験を伴走し、中高一貫校での6年間を経験し、大学受験まで終わった親として、

こちらの動画には「中学受験あるあるだなあ」と感じる話がいくつもありました。

 

 

約50分と少し長い動画ですが、これから中学受験を考えているご家庭や、小4・小5のお子さんがいる親御さんには、一度見ていただきたい内容です。

 

  きっかけは「この学校に行きたい」でした

 

息子が中学受験をしたいと言い出したのは、小4になる前の3月。

ある学校の部活見学に行ったことがきっかけでした。

「この学校に行きたいから、中学受験をしたい」

そう言い出したんです。

 

そして入学後、結局その部活に入りました。受験のきっかけになった部活に実際に入ったことは、

今振り返っても印象に残っています。

 

当時、息子には小学校でなかなか話の合う友達がいませんでした。

親としても、似たような興味や関心を持つ子が集まる中高一貫校なら、息子に合うかもしれない。

そんな思いもありました。

大学進学だけではなく、これから6年間を過ごす環境も、中学受験を考える理由のひとつだったんですよね。

 

  伴走は、それぞれの家庭でできることを

 

我が家では私が伴走しました。

算数も一緒に解き、最後は過去問まで一緒に取り組んでいました。

ただ、算数の過去問まで一緒に解くような親は、私の感覚では一握りだったと思います。

 

そして、私が見聞きしていた範囲では、伴走の中心になっているのは、お母さんが多かったです。

小4くらいまでは、一緒に算数を解く。

小5以降になると算数は難しくなってくるけれど、国語や理科、社会なら一緒に取り組んだり、暗記を手伝ったりする。

皆さん、それぞれできることをしながら支えている感じでした。

 

伴走といっても、親がすべての問題を教えられる必要はないのでしょう。

ただ、塾に通わせればあとはお任せ、というだけでは済まない場面があるのも、中学受験の現実だと思います。

 

  親子でひとつの目標に向かう、限られた時間

 

動画の中で触れられていた、家族でひとつの目標に向かう時間という話にも、うなずきました。

親子で、家族で、これほど一緒に同じ目標を追いかける時期は、その後なかなかないんですよね。

中学生になれば、子どもには自分の世界ができます。

友達や部活との時間が増え、親の関わり方も変わっていきます。

中学受験の伴走は大変ですが、大学受験まで終わった今から振り返ると、あの時期ならではの親子の時間だったと思います。

 

  魅力はある。でも、みんなに勧めるものではない

 

大学受験まで経験すると、中高一貫校の進路の選択肢にも目が向きます。

学校によっては、早慶やGMARCHなどの指定校推薦枠があります。

もちろん、学校や年度によって異なりますし、校内の選考や条件もあります。

大学への進学を見据えて、大学附属校の中学受験に魅力を感じるご家庭の気持ちも、よくわかります。

ただ、そうした魅力があるからといって、私はみんなに中学受験を勧めたいわけではありません。

 

我が家でも、娘は違いました。

最初の頃は、制服のかわいい学校に憧れていたようです。

でも、お兄ちゃんの受験勉強を見て、

「中学受験はしたくない」

と言っていました。

勉強も、好きではありませんでしたしね。

同じ家で育ったきょうだいでも、行きたい道は違います。

息子に合っていた選択が、娘にも合うとは限らないんだと思います。

 

  ここまで来ると、やめるのも難しい

 

動画で出てきた、ある程度の学年まで進むと、中学受験から撤退する家庭は5%もいないという話。

この数字をすべての家庭に当てはめることはできないでしょうが、途中でやめる家庭は少ないという感覚は、私にもあります。

小4から受験塾に通い始め、思うように成績が伸びないまま小6になる。

それでも、

「もうここまで来たのだから」

という気持ちになるのでしょう。

子どもも頑張ってきましたし、親も時間やお金をかけてきました。

始める時以上に、途中で立ち止まることのほうが難しくなるのかもしれません。

 

  「このままでは全落ちの可能性があります」

 

受験校を決める時にも、現実を感じる場面がありました。

10月になり、小6生はいよいよ受験校を具体的に決めていく時期です。

我が家も9月以降の模試の結果を見ながら、受験する学校を絞っていきました。

前受け校は受験しましたが、2月からの本番は、

「合格できたら、通う可能性のある学校」

でスケジュールを組んでいました。

 

ところが、塾の先生から、

「このままでは全落ちの可能性があります」

と言われたんです。

そして、合格の経験をするために、押さえの学校を急遽選ぶように言われました。

 

行きたい学校、合格したら通う学校、合格を経験するために受ける学校。

受験日程を組む段階になると、それぞれの学校を受ける意味まで考えることになります。

これも、実際に伴走してみて感じた中学受験の一場面でした。

中学受験には、学校や環境を選べる魅力があります。

家族で一緒に目標に向かう、貴重な時間もあります。

一方で、伴走の大変さや、途中でやめにくくなる気持ち、受験校を決める時の厳しさもあります。

その両方を知ったうえで、我が子と我が家に合う選択を考えてほしい。

中学受験から大学受験までを終えた親として、そんなことを思いながら見た動画でした。

 

 

にほんブログ村 教育ブログ 算数・数学科教育へ にほんブログ村 受験ブログへ にほんブログ村 受験ブログ 中学受験(指導・勉強法)へ ブログランキング・にほんブログ村へ