みずほ銀行が30日、住宅ローンの変動型金利を10月適用分から0・25%引き上げると発表しました。
最も低い最優遇金利は0・775%となり、2015年12月以来、約10年ぶりの水準だそうです。
長らく低金利の時代が続いてきましたが、いよいよ住宅ローン金利も上がっていく時代になりますね。
日用品や新築マンション価格の物価高騰が叫ばれるようになって2年が経過しますが、ついに住宅ローン金利にも波及されるようになってきました。
教科書的には、インフレになれば金利を上げてインフレを抑制する政策を日銀が行いますが、景気がいいわけではないのでなかなか金利を上げることができずにいます。今回は1月に日銀が金利引き上げを行ったことに伴う引き上げのようです。
日銀はまだまだ金利を上げていきたいところなので、引き上げスピードは分かりませんが変動金利は今後も上昇リスクを抱えていることになります。
私は20年前に住宅ローンを組みました。
当時は変動金利と固定金利の選択は半々ぐらいの時期だった記憶です。
私は15年固定で2.5%程度にしました。
その後、借り換えを行い残り25年を固定1.9%。
さらにあることをして残り20年を固定1.4%にまで下げることができました。
私の場合だと、金利を下げることはできましたが最初から変動金利を選択していれば、トータルの支払利息は固定金利より少なかったと思います。そういう点ではリスクを取った変動金利の方が勝ち組だったかも。
ちなみに、固定金利に連動する長期金利も上昇しています。
固定型(期間10年)はみずほを含む全大手5行が引き上げを決めました。
上げ幅は0・09%~0・15%だそうです。
