お小遣い長年未納です。「請求書」送りました…中1の数学自由研究、最優秀賞の出来栄えにお父さんは舌を巻く

 

 

研究のタイトルは「父への請求書発行」。

千鶴さんは小学6年の4月から中学1年の8月までの17カ月間、毎月の約束だったお小遣いをもらえなかった。父親に催促しても、「そのうちね」とはぐらかされるばかり。まとめて請求しようと思いつき、「説得力のある説明で、少しでも増やす方法はないか」と考えた。

もらえたはずの合計額(月500円、中学からは月千円の計1万1000円)を元金にまず、定期預金と外貨預金の二つについて金利や為替レートを調べて検証。金利が極端に低い定期ではほとんど変わらず、外貨は増えるが、為替レートの予想が難しいと分かった。

次に、支払いが遅れた時に請求できる遅延損害金に着目。年率を法定の最高に当たる20%とした場合、未払いの17カ月間で遅延金が1404円と、三つの方法の中で最も高くなった。元金と合わせた1万2404円を請求するまでを、表やグラフを用いながらA4判10ページにまとめた。

 

すばらしいですね。

法律と数学をむずびつけたこれぞ生きた数学の使い方です。

 

請求元本11,000円に対して、

①機会損失として円定期で運用した場合

②外貨預金で運用した場合

③遅延損害金として金銭消費貸借契約なので20%で計算した場合(消費者契約法の上限利率は14.6%)

で比較し、一番高い③で請求しています。

 

お父さんだからこの程度で済むのでしょうが、本気で取りに行くとしたら

まず

・こずかいの約束の証拠の有無

・督促してももらえなかったことの状況証拠の有無

・内容証明による督促

・それでももらえなかった場合に、給料差し押さえなどの法的手段

というステップがあることまで調べていたならば、将来は弁護士か司法書士でしょうね。

 

 

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