2023年早稲田本庄の問題です。
あることに気づけば瞬殺問題ですが、実はこの問題あとで学校から「不適切な記述」ということで全員に点数を与える対応になったそうです。
①この問題が解けますか?
②どこが不適切な記述かわかりますか?
学校から、明確な理由がないのであくまでも推測ですが、
恐らくDE×DFをDE・DFと注釈なく「・」を使っていることだと思います。
全然違和感ない表現なのですが、「・」だとベクトルの積で使用したりするので中学の範囲だと「・」は正しくは使わないのかもしれないです。
塾の先生が指摘でもしたのでしょうか?
これを見てふと3年前の息子の学校の算数の入試問題を思い出しました。
息子の学校の算数は直近3年の「合格者の平均得点率」が70%から85%へと年々上昇していました。
問題量は多く、合不合テストの問5~問9レベルを集めた問題なので科目による得点配分も考えると最低でも60%~70%は得点できないとというなかなか厳しい状況の中で、過去問では合格者最低得点率をクリアするのがやっとでした。
受験本番では、私も問題を見て難化を感じました。
息子の答案に書きこんだ跡を見ると何が起こったのか70%ぐらい取れていたので少し安心していましたが、ふたを開けてびっくりでした!
合格者平均得点率が60%、受験者平均得点率が47%と急に難化したのです!
前年比で合格者平均得点率が25%もダウンですからどれだけ難化したかわかりますよね。
すると、塾の先生からの指摘で算数で2問全員に得点を与えるという対応が急遽行われ、
たしか合格者平均得点率が65%、受験者平均得点率が52%と5%程upしました。
いずれもこの早稲田本庄と同じで解けなくはないけど、条件の記述が適切ではないという問題でした。
そのため追加合格者が例年比で20名ほど行われました。
息子はこの春から高1ですがふとこのブログを見て、そんなことがあったなと思い出しました。