おはようございます。

 
「平均」という言葉はよく使われます。
Wikiでは
平均または平均値は、観測値の総和を観測値の個数で割ったものである。
との説明。
 
平均値の出し方はわかりましたがそれで何がわかるのでしょうか。
詳しい話は統計学の分野になるのでここではやめておきますが、よく模試なんかで平均を押し上げた、とか平均を押し下げた、なんていいます。
これって算数的にはどういうことなんでしょうね。
 
平均の概念について考えるいい機会となる問題に出会いました。
 
ある学校で100人の生徒にテストを行いました。その結果、平均点75点で、最高点95点、最低点25点でした。
このとき、平均点以上の得点だった生徒は、最も少ないケースで何人でしょうか。
 
 
推理の問題ですね。
 
問題文を噛み砕くと、
 
95点、25点の生徒は最低1人ずついます。
生徒が100人いて、平均点75点以上になるには平均点以上の生徒、また平均点を下回る生徒がどんな分布であればいいのでしょうか?
 
と言い換えることができます。
 
ちなみに、この問題を通じて平均が意味するものを確認するいい機会になります。単純平均、加重平均も合わせて押さえておきたいです。
また平均の概念から面積図や比の扱いの復習にもなると思います。
ちょうど第16回の単元の3つ出てくるつるかめ算。考える変数を2つに減らす過程においておさえておかないといけない考え方です。
 
 
答え 8人