パラパラとめくっていたら、SEGの古川先生のコメントを見つけたので紹介します。
「プロの予備校教師や数学問題集の編集者にとっては、標準問題でも、受験生にとっては必ずしも標準とは言えないのが現実です。
プロの目から見て標準問題がどうして多くの受験生にとって難問に見えてしまうのかというと、「問題から解法を発見する」訓練が多くの受験生に不足しているからだと言っていいでしょう。
問題が解けなかった時、多くの受験生は解答を見て納得し、解法を暗記しようと努力しますが、そのような方法では暗記力が著しくある人以外うまくいきません。
重要なことは解法の発見法を身につける
ことなのです。
しかし、参考書や問題集の解答は紙面の都合でコンパクトに作られており、肝心の「どういう風に解法を発見するか」がほとんど書かれていないのが実情です。」
同じ授業を受け、同じ参考書や問題集を使って勉強しても差がつくのは、この解法の発見法を身につける勉強をしたかどうかなのかもしれませんね。