おはようございます。
クリスマスイブイブですね。

午前中はしっかり勉強タイムです。
とにかく子鉄は手を動かすことを面倒がるのでそれでは絶対に伸びません。
天才なら頭の中でものすごい高速であらゆるパターンを深く考えるのでしょうが、子鉄はいたって普通レベルですから。

今日は時間があるので厳選した算数の問題を使ってノートの書き方も含めて勉強することを考えています。

ところで今朝の算数でこんな図形の面積を求める問題がありました。定番中の定番の花びらの面積ですね。

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では、こちらはどうでしょうか?
この色のついた部分の面積を求めます。
同じく一辺は10cmです。

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実はこの問題は私が数学を勉強するきっかけとなった問題なんです。

私は、受験を終えた6年の2月にこの問題を友達から出されました。
当時の私はどんなに頑張っても算数は偏差値55近辺。可もなく不可もなくといったところで当然ながら実質記念受験でした。
出題をしてきた友達は塾は違いましたが、見事に合格を勝ち得ていて、この問題解けるか?みたいな感じの言い方でした。
悔しかったのでその問題にチャレンジしてみましたが、全く解けません。補助線ひけても長さが計算出来ない。

塾の先生にも聞きました。
そしたら、ルートを習わないと解けないよ。
それまでのお楽しみね、
と言って教えてもらえませんでした。

この問題を解いてみたい、そのルートとはなんだ?
から、自分で数学の参考書を買って数学の勉強を始めました。3月の1ヶ月はやることないからひたすら中1の数学を勉強。けど中1では確かルートは出ませんでした。2年生の分野でルートとの出会いは感激ものでした。

これだ!と。

ルートさえ身につければ考え方は瞬殺の問題でした。(30°定規が1:2:√3≒1.732さえ与えられれば、対称性を利用して小学生でも解けます。)

あとはそのまま勉強を進めて中1の間に3年生まで終わらせ、一気に数学が得意科目になりました。

これには後日談があり、この問題を初等幾何以外の方法で解けないかな?座標軸を取り入れてベクトルや微積を使って解けないかな?と興味が広がり、それでさらに勉強するきっかけにもなりました。

だからこの問題は私にとって思い出深い問題です。いたってシンプルな図形問題なのですが、何がきっかけになるかわかりませんね。

高校2年で参加した数理科学セミナー合宿で数学オリンピックのメダリストを前にして自分が井の中の蛙だと思い知らされました。

はるか上には上がいる。